採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ニンニク2018:割れる前に収穫(完全抽苔早生)

2018-05-29 | +ニンニク

畑友から頂いたタネのニンニクで、昨シーズン、大半が割れてしまったものがありました。
地上部が青々しているのでまだだな?と思っていたら、地下の深めのところにできているニンニクは、すっかり割れていたのです。

 

完全抽苔早生

↑これは昨年の写真ですが、こんな感じで割れたものが多数。ショック!
こうなってしまうと、三つ編みにしてマルシェに持って行く訳にはいきません。

今年は、何が何でも割れさせない!というのを目指して、いろいろ工夫してみました。
(割れた玉は全部種まき用になったので、結構な数が植わっています。これらが割れてしまったらまたタネにしなきゃいけなくて、すっごく大変!困る!)
 

完全抽苔早生

ひとつはトウ立ちを折らずにおく、というもの。珠芽の方に栄養がいって、玉の太り方がゆるやかになって、割れにくくなるかもと期待しました。
(玉のサイズや割れやすさを比較するため、一部は折り取ってみました)

トウを残すのは普通は滅多にないこと。
はじめ、みんな揃ってうなだれていたトウは、にょっきりにょっきり頭をもたげて、長く、固くなり、フリーダムな形状に。

 

完全抽苔早生

先端の珠芽は、こうやって放置しておくと大きくなり、だいたい虫食いになるようです。
この汁?カケラ?がおいしいのか、この珠芽の上でアリンコをよく見かけました。

 

完全抽苔早生

中には、大き目の珠芽が5~6個くらい。

 

完全抽苔早生

もうひとつの工夫はこちら。
(一番上の写真でも根元のところ、玉が見えていたのが分かったでしょうか)
このニンニクは比較的深いところに玉が出来るニンニクでなので、割れ方の進行をチェックするため、全部について根元の土を掘って、ニンニクの上の方が見えるようにしてみました。
結構面倒だけど、割れてしまうのはホントに困るので。
この写真では、皮の一枚目がもう破れています。
もう少し太らせたい気もしますが、このくらいでも収穫してしまうときもあります。

 

完全抽苔早生

トウを折り取ったものとそうでないもの、どう違うか比べてみました。
左の山が比較的早い段階でトウをとったもの、右がトウを残したもの。
トウを残しても大きいものはあるし、トウを折っても小さいものもあるけれど、中間レベルが、トウを残すとやや小さ目かもしれません。

割れにくくなるのであれば、多少玉が小さくてもOKなのですが、肝心のそれはあまり変わらないかなあ。
(玉を見えるようにして、割れそうなのは掘ってしまっているから、本当に割れにくいのかどうかよく分からない)


それよりトウを残すことの問題がいろいろ発覚しました。

・マルチを剥がすとき、トウがひっかかって邪魔
・収穫後、持ち運ぶときもカーブしたトウは邪魔
・家でにょろにょろと邪魔なトウを折ると、溢れるように樹液が湧いてきて、したたり落ちる
・先端の珠芽がついた状態だと花茎はどんどん成長するので、三つ編み用に切り取る際に固い。

 

完全抽苔早生

滴り落ちた樹液がこんなに・・・。

 


家には、トウを折って乾いたものを持って帰る方がよさそう。
という訳で、今頃になってですが、やっぱり全部折っておきました。
(珠芽がだいぶ大きく育っているので、蒔いてみようかと回収してきました)

来年はトウは早めにとってしまおうかと思います。
根元を掘って、玉を見えるようにしておくのは大変効果的なので、来年もやろう。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする