採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

洋梨 エル・ドラド

2018-11-15 | +フルーツ

お友達のレモンさんの小学生の娘さんの一番好きなフルーツは、洋ナシ、なのだそうです。

洋梨!
私が初めて食べたのは、大人になってからじゃなかったかしら。
昔はそんなにポピュラーなフルーツではなかったですよね。

今は、普通の田舎のスーパーでも2品種くらいは手に入るようになりました。
みどり色のラフランスが一番一般的で、もうひとつ、黄色いのも。
ほかにも、大きなお店に行けば珍しい品種も。

フルーツの品種チャレンジャーの私ではありますが、洋梨はこれまで研究対象にはしてきませんでした。
好みの味ではあるのですが、なんでだろう。
お嬢さんにならって、私も洋ナシ、いろいろ食べ比べてみようかな?

JA系の大型産直に行ってみたところ、ゴージャスな名前の洋梨をみつけました。 

洋なしエル・ドラド

エル・ドラド(黄金郷)

エル・ドラド(黄金郷)。なんて豪華な名前。
メロンのような香り、ですって。

エル・ドラドといえば、昔の少女マンガを思い出します。
『7つの黄金郷(エルドラド)』。男女の双子の主人公が印象的でした。(今調べたのですが)作者は『エースをねらえ』の山本鈴美香だったのですね。
当時、たまに友人の雑誌を借りられたときに読む程度でしたが、壮大な歴史ロマンでした。結末はどうなったのかなあ、と思っていましたが、結局未完のままの作品のようです。

 

洋なしエル・ドラド

洋梨 エル・ドラド (10月20日)

洋梨のエル・ドラドは、綺麗な緑色。
ちょっとお高いですが、洋梨研究の手始めに買ってみます。

 

洋なしエル・ドラド

10月28日

柔らかみが出てきたら食べごろ、ということで、8日後の10/28、ヘタ付近がしんなり柔らかくなってきたので、剥いてみました。
が。まだでした。
皮は鮮やかな緑色のまま、果肉は真っ白でした。
かりんかりんに固いので、ブルーベリーと一緒に電子レンジで加熱して、即席コンポートにしました。

 

洋なしエル・ドラド

11月4日

更に約一週間。全体に弾力が出て、ヘタ付近にしわが寄り、皮もうっすら黄色味がかってきました。
今度こそ、とカット。

 

洋なしエル・ドラド

カリカリ

しかし、今度もまたダメでした。
むにむにとした弾力はあるのですが、果肉はゴリゴリと固いまま。ああーん・・・。

エルドラドという名前だし、ちゃんと熟すと黄色になるのかしら?
もっと黄色になるまで待てばよかったのかなあ。
りんごと一緒にビニール袋に入れる、などの工夫が必要だったのかしら。
がっくし、です。

コリコリの洋梨は、マルメロのようでもあります。
なので、今回は、マルメロ系調理法で。
以前作ったペルシャ料理の「マルメロと鶏肉の蒸し煮」を作ろう!

 

洋なしエル・ドラド

鶏肉と洋梨の蒸し煮(左)、ジャークイノシシ(右)、バーベリー入りピラフ(奥)

固い洋梨は、ほんと、マルメロにそっくり。
洋梨1個ではちょっと足りなかったので、ドライパイナップルを梅酒で戻したものも混ぜて作りました。
ドライパイナップルはきりっと甘酸っぱくて香りもあり、この料理にすごく合いました(これからはなるべく入れよう)。
今回はサフランもローズウォーターもなかったので省きましたが、甘酸っぱい美味しい煮込みが出来ました。

 


結果的に美味しく頂いたとはいえ、洋梨を堪能したかというと、ちょっと違う・・・。
この後、「簡単な(?)ラフランスで練習だ!」と1個買って追熟させてみましたが、こちらも、微妙に固かった・・・。

3戦2敗1引き分けって感じでしょうか。
洋梨研究は、なかなか険しい道のりです。

メロン追熟の見極めは、けっこう自信あるんだけどなあ。
やっぱ慣れなのかなあ。

洋梨追熟方法、および見極め方をご存知の方、ぜひご教授下さい。

コメント (16)
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