サツマイモ、ネットで取り寄せた苗を全部植えたところ、ひと畝余ってしまいました。
植えつけたのは連休明けごろ。
で、どうしようかなーと思っていたところ、5月中旬頃、JA系の大型農産物直売所の苗コーナーで、ひめあやかの苗を発見。
ひめあやか・・・。
これまで何度も植えて、品種のふれこみとは全く違う収穫状況に、毎回煮え湯を飲まされている品種です。
ま、本当は、一番最初と2回目くらいは期待していましたが、3回目以降は、基本的にほとんど期待していません。
「そろそろ形質が安定して、プレス発表通りの芋が出来ているだろうか」「いや、今回もまたひどい出来だろうなあ」と一応覚悟はできています。
助かるのは、収穫量は安定して明らかに少ないこと。
形が悪かったりして悲惨な出来だとしても、量が少ないならば、さほど困りません。
(あと、味は悪くないと思うのです。ヤニっぽさが少ないところが好みです)
豊作すぎると、干し芋作業も大変ですし。
苗を手にして、これまでのひめあやかの数々の悲惨な収穫のことを思い出し、しばらくのあいだ考え込んでしまいましたが、メインの目的はツルによる雑草よけってことで、植えてみることにしました。
「もしかして今年こそは?」と掘ってみるのも、博打みたいなところがあって面白いですしね。
(ほんとのギャンブルは全くしませんが)
さて今年のひめあやかはどうなりますでしょう?
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品種のプレス発表
まずは復習。ひめあやかって、こんな芋がつく品種なんですって。 すんなりすべすべして、ころんと可愛い、小さ目の芋が数多くつくそうです。 へー。ほー。(棒読み) (どなたか、ほんとにこんな芋がとれている方、いますでしょうか?)
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ひめあやか掘り中
畝をだいぶ掘ってみましたが、何の気配もありません。 出来がいい品種の場合、ちょっと土をどけるだけで、いくつもの芋が見えてきたりするのですが・・・。
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芋1個
お、おぉお? ツルの末端に、たった1個の芋。 あんまり見ないタイプの芋のつきかたです。 通常は、葉っぱの付け根だった節それぞれに芋がつくのですが・・・。
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ひめあやかの芋
な、何これ。 とても太い根っこ的なものが枝分かれしていて、その末端にスジっぽそうな小さなふくらみがひとつ(芋と呼べるのかどうか)。 見たこともないような奇妙な出来栄えです(実は以前のひめあやか収穫のときに見たことがある)。 品種のプレス発表の写真と全然違うよねえ。
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ひめあやか芋(ましな方)
これなんかは、まあましな方かな。 品種のプレス発表資料と違うのは、芋とメインのツルのつながりかた。 この写真を見ると、太いツルに、密着するように芋が出来ています。 プレス発表資料だと、親ツルから細いツルでぶらさがるような感じです。
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ひめあやか(大きい芋が1個)
芋の形は、まあいいですね(せっかくいい形なのにナニモノかにかじられて残念)。 そして親ヅルとは、こちらの芋も、密着しています。
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ひめあやか 畝の様子
一畝(10本)掘ってみて、こんな感じ。明らかにまばらで、寂しい限りです。
葉っぱの茂り具合は、ほかの品種と同じくらいに見えました。 あんなに茂って光合成した成果は一体どこに行ってしまうんだろう。
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一畝でかごいっぱい分
一畝分の収穫が、カゴひとつに余裕で収まります。 (他の品種は、カゴふたつ分くらいにはなります)
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ひめあやかだけど大芋ばかり
品種プレス発表で一番違ってる(そして困る)と思うのが、「小さ目の芋が多数」というところ。 全然小さくないし。 むしろ大きい芋が1株に2個程度、というパターンな気がします。 条溝も深くてぐねぐねして形が悪いものが沢山あります。 すんなりすべすべしてころんと小さ目の芋、では全然ないです。
上段に置いてあるような巨大芋は、どちらかというと、迷惑・・。 小さい芋を丸干しにする方が好きなんだけどなあ・・・。
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今年のひめあやかも、品種プレス発表資料とはかけ離れた出来になりました。
やっぱりなあ。
一番最初に植えてみたときは、「もう絶対植えない!」と思ったものですが、
慣れてくると、「また今回も全然希望通りじゃないけど、こんなもんかな」、という印象です。
来年は、また植えるかな?
どうせ植えるなら、べにあずまとか、定評のある品種がいいかもなあ・・。