サクラタデ(桜蓼)
<タデ科タデ属>
今の時期、タデ科に会いたいと思うのだが、
なかなか思うようにいかない。
いまだにタデ科はよく解っていない。
サクラタデはタデ科の中でも、華やかなのですぐ解ります。
水辺にはえるとあるが、私は家のプランターに植えているが、
今年はあまり元気に咲いていない。
イメージがちょっと違うが、これは水辺に生えていたサクラタデです。
葉は披針形で長さ7~13センチ、短い葉柄がある。
両端は尖り、両面に短い毛がある。
鞘状の托葉は短い筒形でふちに長く堅い毛がある。
白色に写っているが、実は淡紅色。花穂は細長く、やや密に花をつけ、
上部は垂れ下がる。
萼は深く5裂し、長さ5~6ミリで淡紅色を帯び、花が美しいので
サクラタデの名がある。
ボントクタデ(凡篤蓼)
<タデ科タデ属>
植物学者の牧野富太郎はボントクタデのボントクは
ボンツク(愚鈍者)の意味で、薬味として食べるタデに似ているが、
葉に辛みがなく、間が抜けていることからこの名があると解説しています。
茎は高さ50~100センチになり、紅紫色に染まる。
ヤナギタデに似て同じ水辺にはえるが、見分けるのが厄介だが、
葉を食べてピリリと辛い方がヤナギタデで、ボントクタデは、
辛くないし、細かくて伏せた毛が生えている。
花がまばらにつく花序はは長く垂れさがる。
花は外側は紅色で内側は白い。
草丈は70~100センチ。葉に八の字の形の黒斑があることが多い。
アキノウナギツカミ、ヤナギタデ、ハナタデ、オオイヌタデ等々、
今年こそ、違いを覚えたいと思いながら終わってしまう。