れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ヌカキビ(糠黍)とオケラ(朮)

2020-10-17 08:18:21 | 野の花日記

ヌカキビ(糠黍)
<イネ科キビ属>
なんか・・このうなだれ方がいいなぁと思わせるのが不思議。

やや湿つた草地や林の縁などに多い1年草。
キビに姿が似て、小穂が小さくまばらにつくことから、
ヌカキビ(糠黍)と言う。

茎は下部で枝分かれし、直立して高さ30~120センチになる。
葉は薄くやわらかい。

花序は茎の上部に円錐状につき、長さ幅とも15~30センチほどになる。

花序の枝は細くよく枝を分け、先端に長さ2ミリほどの楕円形の小穂をつける。

オケラ(朮)
<キク科オケラ属>
オケラ(朮)の漢字は万葉時代のウケラがオケラに転じた。
葉が蓑、花が魚具の筌(うけ)に似ていることから。
軟毛をまとった若芽を昔の雨具であるウケラ(朮)にみたてたとか。
葉が物を受けるのによい、さじのような形をしているのでウケラの説もあるそうだ。

つい、樹木辞典を引いてしまう。低木のような感じだが、
野草辞典を引いて下さいね。日当たりのよい乾いた草地に生える多年草。

花を囲む苞葉が、魚の骨を並べたよう。葉は固く、縁に細かな刺状の鋸歯が
ある。若芽のうちは綿毛をかぶつていて柔らかく、食用にされるそうだ。

根は胃の薬とする他、昔はいぶして湿気やカビを防いだ。
万葉集の「悲しけば袖も振らむを武蔵野のうけらが花の色に出(づ)なゆめ
がある。

 

 

コメント
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