ベニバナボロギク(紅花襤褸菊)
<キク科ベニバナボロギク科>
こんな場所で会うとは思わなかった。
我が家のそば、地下鉄の駅のそばの新しくできたドラッグストアーの
何の木だったかも思いださない木が植えてある場所に手入れが悪いのか、
(私には都合がいいけれど)ヤブガラシやら雑草がはびこっていたが、
その中にあれぇ?と思ってよく見たら、
ベニバナボロギクが項垂れて咲いていた。
里山にもなかなか行かれないので、久しぶりのベニバナボロギクとの出会いでした。
アフリカ原産の1年草とある。
日本古来の花ではないわけだったけれど。
道端や山林の伐採跡地などに生える。
花序全体が下を向き、花冠の先は橙色。
下部の葉は羽状に切れ込み、柔らかい。
(図鑑には春菊に似た香りがあると言う。)
戦争中は、南洋春菊、昭和草と呼んでいた兵士が食用にしていたそうだ。
茎の先の頭花はうなだれたように下を向く。
頭状花で花弁の上部は紅赤色から橙赤色に変化し、
下部は白のまま。
茎は上部でよく枝分かれし、草丈は50~70センチ。
花後は綿毛をつけた果実ができ風に飛ばされる。
サワギクの別名がボロギクでそれに似て花が赤いのでこの名があるとあるが、
サワギクに似ている気はしないのだが。
名前の由来はいつも難しく何となく納得はできない事も多い(笑)