ムカゴイラクサ(零余子蕁麻)
<イラクサ科ムカゴイラクサ属>
ムカゴイラクサは、葉や茎に刺があり、うつかりさわらないように。
チクリと刺され痛みが走るそうだ。肌が弱い人はかぶれたりするとか。
それにしても、イラクサにムカゴがつくなんて!
私は初めて出会った時には、びっくりしたものだ。
葉のつけ根に小さな茶色のムカゴが本当についているのです。
茎も緑色で、直立してムカゴ(零余子)をつける。
葉に触れると痛い刺毛がまばらにはえる。
葉は互生し長い葉柄があり、狭卵形から卵状楕円形で、縁には粗い鋸歯があり、
先端は鋭く尖り、基部は円形から鈍形になる。
葉腋に直径約5ミリになるむかご(零余子)ができる。
今年は花に出会えなかったが、去年の9月1日に撮った花がある。
雌雄同株で、雄花序は下方の葉腋から出て分岐して、
柄の無い長さ4~7センチの円錐花序になり、多数の雄花をつける。
雌花序は、先端の葉腋から立ち、長い柄を含め長さ4~7センチに伸びて
円錐花序になり、多数の雌花序をつける。
ムカゴイラクサは、ミヤマイラクサに比べ、茎が細く、群生しないので
大量に採取できない。茹でれば山菜として食べられるそうだ。