シャクチリソバ(赤地利蕎麦)
<タデ科ソバ属>
シャクチリ(赤地利)は中国原産の帰化植物で牧野富太郎の命名による
結構、東京の公園の林のそばなどにも見られたりする。
葉は特徴ある3角形で長い柄があり互生する。
上部の葉脈から長い花枝を出、先は2~4個の短い枝に分かれて白色の花を
つける。径5~6ミリ、白い萼5、雄しべ8の葯は赤い。
果実は3稜のある3角形で黒褐色で、全草にルチン(血管補強剤)
を多量に含み、高血圧に効く。
小石川植物園に栽培され、近年も薬用として栽培。
逸出して各地に野生化している。
マルバフジバカマ(丸葉藤袴)
<キク科マルバフジバカマ属>
白く丸い頭花が可愛い。
姿がフジバカマに似て、葉が卵形と言う事だが、
私は花もフジバカマに似てるとは思わないし、葉も丸葉とも
思えないので・花の名前の由来を覚える事で花を思い出す事に
あまり役立たない気もしてくることが多い。
北アメリカ原産の多年生草本。
太い根茎から、数本の茎を直立し、高さ1メートルほどになる。
茎はよく上部で分岐し、上部に毛がある。
葉は卵形(思うほど卵形でもないが)鋭い鋸歯があつて対生する。
秋に枝先に直径5ミリほどの、白い筒状花からなる頭状花を多数つける。
そう果には白色の冠毛がある。
花序には短毛があり、15~25個の筒状花からなる。
総苞片は全て長さ3,5~4ミリで10個ほどが1列に並ぶ。
花冠の先は5裂し、花柱は2深裂している。