熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

春めいてきた鎌倉・・・明月院

2016年03月05日 | 鎌倉・湘南日記
   東慶寺から、横須賀線の踏切を渡ればすぐなので、明月院に出かけた。
   踏切のそばに、3本の河津桜であろうか、奇麗に咲いていて、メジロが忙しげに、蜜を求めて飛び回っている。
   メジロの良さは、必ず、つがいで行動していることだが、人間とは違って、必ずベータ―ハーフが見つかるのか、つまらないことを考えて心配している。
   
   
   
   

   明月院は、アジサイの季節になると、休日の銀座のように込み合うのだが、まだ、
寒くて、めぼしい花も咲いていないので、訪れる人は、殆どいなくて、閑散としている。
   惣門の前に、一本きれいに紅梅が咲いていた。
   惣門を入ると、なだらかな参道が続いていて、奥に山門が見えるのだが、この両側に、明月院ブルーのアジサイが咲き乱れると、壮観である。
   今は、やっと、芽吹き始めた小さな芽が、動き始めて、春の予感を告げている。
   
   
   
   
   
   

   この明月院は、やはり、谷戸の奥にあって、境内は、一直線に長く伸びていて、本堂後庭園も、相当深くまで伸びている。
   参道の右手山側に、奇麗な竹藪がある。
   左手の庭は、やや、広くなっていて、色々な雑木が生えており、季節の移り変わりによって雰囲気が変わってくる。
   
    
   
    

   山門の右柱に竹で作った三段の花生けがあって、夫々の季節に合った花が活けられているのを、いつも楽しみにしている。
   そして、山門から本堂に向かう途中の右手の沙羅双樹の木の横に、説明書きを添えて、奇麗な生け花が飾られていて、これも、素晴らしい。
     
   
   
   
   
   

   山門をくぐると、左手に枯山水庭園があり、その正面に本堂があって、この右脇の部屋に設けられた丸窓から、その奥の庭園が見えるのだが、何時も、それなりのセッティングがしてあって、中々、絵になって素晴らしい。
   私は、華道には全く知識はないのだが、欧米などの多くの博物館や美術館を行脚してきたお陰か、何となく、フラワーアレンジメントや生け花の鑑賞眼と言うか、美しさを、多少は理解できるようになったのか、最近、古社寺散歩をしていて、生け花や室内装飾などに関心を持って見ている。
   
   
    
   
   

   花で興味深いのは、このお寺には、開山堂の手前に、花地蔵があって、何時も、花を抱えたり帽子をかぶったりして、人間のように飾られていて、この日は、黄色い花を持ち黄色い襟巻をして、前にはオレンジが置かれて、イエローでおしゃれをしていた。
   その横の地蔵蔵の地蔵たちの飾りつけも面白い。
   そのそばに、申し訳程度に絵馬が掛かっていて、読んでみたが、どこでも願いは同じであった。
   
   
   
   
   さて、このお寺で咲いてる花だが、梅はかなり少なく、クリスマスローズ、ロウバイ、椿、
   やはり、この寺は、アジサイの明月院である。
   
   
   
   
   
   

   
コメント
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