熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

わが庭・・・椿の庭をもう一度

2016年03月14日 | わが庭の歳時記
   やはり、椿の季節になると、椿の花が気になってくる。
   ヨーロッパにいた時には、結構、キューガーデンなど庭園に椿が植えられていて、日本の花だと懐かしく見ていたり、ロンドン郊外のわが庭にも赤い八重咲きの薩摩紅によく似た大きな椿の木があって、春には、生け花にして楽しんでいた。

   しかし、本格的に椿に興味を持って育て始めたのは、ヨーロッパから帰って、長い間留守にしていた千葉の家の庭の乙女椿が、大きくなって、奇麗なピンクの花を咲かせたのを見て、その可憐さ美しさに、感激してからである。
   確か、最初に買った椿は、底白の優雅なピンクの天賜と赤い八重咲きの薩摩紅で、その後、庭植えにして、どんどん、椿が増えて行った。

   正味庭部分は、45坪くらいしかなかったが、千葉を離れる時には、庭には、30種類以上の椿が植わっていて、3月から4月には咲き乱れて、増田兄に頂いた大きな花瓶に、たっぷりと豪華に活けて楽しんでいた。
   鎌倉に移転してしまったので、その椿の庭がどうなったのか分からないが、今の庭には、2メートルくらいの白侘助と小さな藪椿だけしか植わっていなかったので、その後、何本か千葉から持ち込んで植えた小さな椿が、咲きだしている。

   その一本のジョリーパーが、今、咲いているのだが、花が大きくて目立つ所為か、ヒヨドリにやられて、咲き切る前に、花弁が食い千切られて可哀そうである。
   今年は、鎌倉に移植して2年経つので、根付いたためか、タマグリッターズが沢山の蕾を付けたので、まだ、咲き続けている。
   
   
   

   先日、大船フラワーセンターの売店で、椿の苗木を売っていたので買った。
   やはり、懐かしくなって、植えていた王冠と桃太郎である。
   王冠は、蕊が大きく広がった肥後椿で、玉之浦とは逆に、白色に紅覆輪の一重花で、大きくて丸い品のある蕾の頃から、非常に目立つ椿である。
   桃太郎は、淡いピンクの匂うような美しさで、蕊の根元が底白の天賜を彷彿とさせる椿である。
   
   

   椿の庭を、もう一度と言う気持ちで、少しずつ、椿の木を増やして行きたいと思っている。
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