私には、二人の娘がいるので、3月3日のひな祭りには、毎年、雛飾りをしている。
しかし、長女が生まれてしばらくして、アメリカへ留学し、帰国後、すぐに、ブラジルへ赴任したので、ほぼ6年間日本には居らず、七五三もサンパウロで行った程であるから、雛人形を娘に買ってやったのは、ブラジルから帰って来てからである。
新年早々だったと思うが、東京での土地勘がなかったので、とりあえあず、浅草橋の人形店街へ出かけて見て回って、結局、駅前の秀月で、展示されていた一番高い雛人形を選んで買った。
二人の孫息子に、五月人形を、それぞれ、買ってやったが、これらも、この秀月で買っている。
さて、その後、数年して、ヨーロッパへ赴任したのだが、ひな人形を持って行けずに、倉庫に預けたままであったのだが、大切に扱って来たお陰か、もう、40年近く経つのだが、殆ど、新品そのものの美しさを維持している。
長女から次女へ、そして、現在は、次女の娘、すなわち、孫娘のために飾っており、三代のお務めである。
毎年、2月の適当な時期に、雛人形を出して、和室に飾っているのだが、納戸からの出し入れを含めて、結構大変で、2時間くらいかかってしまう。
一年に一回なので、手順を忘れたりするので、マニュアル通りに飾っているつもりなのだが、慣れで適当に並べて失敗する時もある。
雛飾りの男雛と女雛の位置が、昔は、今とは左右逆になっていたのだが、昭和三年の昭和天皇御大典の際、天皇が西洋にならって向かって左側に立たれたために、その後、東京の人形店の主導で今のように飾るようになったのだと言う。
ところが、随身の左大臣と右大臣の位置は、逆転していないようなので、何故か、気になっている。
また、京都では、今でも、日本の古来からの伝統を固守して雛人形を飾っていると言うのだが、上方意識の残照かと思うと面白い。
左と右とでは、どちらが上かと言うことだが、中国では王朝によって左右逆転していたようだが、左が上だと言う王朝時代に日本は倣ったのであろう、西洋では、RIGHTで、右側が上位であり、昭和天皇は、これに倣ったと言うことである。
孫娘が通っている保育園には、色褪せたクラシックな雛人形があって、一部道具が欠落しているなど問題があるのだが、それなりに、風格があって伝統を感じさせて良い。
関西オリジンの人形であろうか、以前には、男雛と女雛の位置が逆になっていたので、関東だから、東京風に変えたらどうかと言ったら、去年からそうなっている。
もう一つ、気になったのは、五人囃子の楽器や扇子の持ち方や並び方で、私なども、いい加減であったのだが、能狂言鑑賞で能楽堂に通い始めると、間違う訳には行かなくなるので、一つ一つ並び替えた。
実際には、人形の手に楽器がうまく掴ませられなくて、能舞台の囃子方のように、楽器を人形に正しく持たせられないのだが、三人官女や随身の左大臣右大臣や仕丁などの微妙な差や道具類の並べ方など、細かいことになると、結構、大変なのである。
わが家の雛人形飾りは、私の年中行事なのだが、奇麗ねえと娘や孫たちが言ってくれるので、喜んでいる。
買った時には、新宿のマンションで、小さくなっていたのだが、その後、一戸建て住宅に移って10畳の部屋に居を移したので、雛人形たちも、伸び伸びとしている。
次の写真は、わが家の雛人形。下の方は、洋菓子店レ・シューで、孫娘に注文したひなまつりデコレーション・ケーキのトッピング飾りの人形だが、可愛いので残しておいて写したもの。

しかし、長女が生まれてしばらくして、アメリカへ留学し、帰国後、すぐに、ブラジルへ赴任したので、ほぼ6年間日本には居らず、七五三もサンパウロで行った程であるから、雛人形を娘に買ってやったのは、ブラジルから帰って来てからである。
新年早々だったと思うが、東京での土地勘がなかったので、とりあえあず、浅草橋の人形店街へ出かけて見て回って、結局、駅前の秀月で、展示されていた一番高い雛人形を選んで買った。
二人の孫息子に、五月人形を、それぞれ、買ってやったが、これらも、この秀月で買っている。
さて、その後、数年して、ヨーロッパへ赴任したのだが、ひな人形を持って行けずに、倉庫に預けたままであったのだが、大切に扱って来たお陰か、もう、40年近く経つのだが、殆ど、新品そのものの美しさを維持している。
長女から次女へ、そして、現在は、次女の娘、すなわち、孫娘のために飾っており、三代のお務めである。
毎年、2月の適当な時期に、雛人形を出して、和室に飾っているのだが、納戸からの出し入れを含めて、結構大変で、2時間くらいかかってしまう。
一年に一回なので、手順を忘れたりするので、マニュアル通りに飾っているつもりなのだが、慣れで適当に並べて失敗する時もある。
雛飾りの男雛と女雛の位置が、昔は、今とは左右逆になっていたのだが、昭和三年の昭和天皇御大典の際、天皇が西洋にならって向かって左側に立たれたために、その後、東京の人形店の主導で今のように飾るようになったのだと言う。
ところが、随身の左大臣と右大臣の位置は、逆転していないようなので、何故か、気になっている。
また、京都では、今でも、日本の古来からの伝統を固守して雛人形を飾っていると言うのだが、上方意識の残照かと思うと面白い。
左と右とでは、どちらが上かと言うことだが、中国では王朝によって左右逆転していたようだが、左が上だと言う王朝時代に日本は倣ったのであろう、西洋では、RIGHTで、右側が上位であり、昭和天皇は、これに倣ったと言うことである。
孫娘が通っている保育園には、色褪せたクラシックな雛人形があって、一部道具が欠落しているなど問題があるのだが、それなりに、風格があって伝統を感じさせて良い。
関西オリジンの人形であろうか、以前には、男雛と女雛の位置が逆になっていたので、関東だから、東京風に変えたらどうかと言ったら、去年からそうなっている。
もう一つ、気になったのは、五人囃子の楽器や扇子の持ち方や並び方で、私なども、いい加減であったのだが、能狂言鑑賞で能楽堂に通い始めると、間違う訳には行かなくなるので、一つ一つ並び替えた。
実際には、人形の手に楽器がうまく掴ませられなくて、能舞台の囃子方のように、楽器を人形に正しく持たせられないのだが、三人官女や随身の左大臣右大臣や仕丁などの微妙な差や道具類の並べ方など、細かいことになると、結構、大変なのである。
わが家の雛人形飾りは、私の年中行事なのだが、奇麗ねえと娘や孫たちが言ってくれるので、喜んでいる。
買った時には、新宿のマンションで、小さくなっていたのだが、その後、一戸建て住宅に移って10畳の部屋に居を移したので、雛人形たちも、伸び伸びとしている。
次の写真は、わが家の雛人形。下の方は、洋菓子店レ・シューで、孫娘に注文したひなまつりデコレーション・ケーキのトッピング飾りの人形だが、可愛いので残しておいて写したもの。

