熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

古典芸能・クラシックetc.チケット取得諦める

2020年08月05日 | 生活随想・趣味
   国立能楽堂の公演も、都響の公演も、7月から始まっているようだし、歌舞伎座の公演も初日を迎えた。
   チケット販売の案内が来ていて、能楽協会主催の「能楽公演2020」新型コロナウイルス終焉祈願だけは、宗家や人間国宝などトップ能楽師の出演する翁や安宅や道成寺と言った豪華な舞台なので、チケットを取得したが、結局、新型コロナウイルス騒ぎのとばっちりで、行くのを諦めざるを得なかった。
   行けないわけではないのだが、三世帯同居で、幼い幼児が居るし、それに、傘寿の身で高血圧症を抱えておれば、どんどん、コロナ感染者が増加の一途を辿っている今日この頃では、鎌倉からバス電車で東京に行くなど、家族の同意が得られないし、仕方がないのである。

   もう一つ、変ったのは、当分、チケットの取得を諦めることにしたのである。
   都響のチケットは、シーズンメンバーチケットなので、11月の予約を更新すれば良いので、それまで待つことにする。
   ところで、会員となってチケットを取得しているのは、歌舞伎会で、松竹関係のチケット、
   そして、あぜくら会で、国立劇場関係の能狂言、文楽、歌舞伎、落語、
   こんなところだが、毎月、月初めから、翌月の公演のチケットが販売される。
   当然、インターネットでの予約なのだが、5日とか8日とか10日とか、発売日の朝10時には、パソコンの前で待機して、一斉にキーボードを叩く。
   希望の日に、出来るだけ良い席を取ろうと思えば、寸秒を争う勝負となる。

   ところが、幸か不幸か、来月の東京での公演には、行けないし行かないことにしているので、今月は、一切、チケット取得のために、パソコンを叩く必要がない。
   こうなると、毎月あくせくして、パソコンを叩いてチケット争奪戦に明け暮れていたのが嘘のようで、今月は、実に心穏やかなのである。
   これが、いつまで続くか分からないのだが、行けなくても、この数ヶ月、劇場通いが途切れていると、それ程、気にもならなくなってきているのが不思議である。

   よく考えてみれば、欧米に10年以上居て、オペラやクラシック音楽、シェイクスピア戯曲など、最高峰の舞台を随分鑑賞してきており、観るべきものは観たと言う心境で帰ってきて、そこで、思い出を封印したのであるから、今回も、その心境で諦めれば良いのだと思っている。
   それに、いずれ、新型コロナウイルス騒ぎが治まるので、その時を待てば良いのである。

   何十枚、いや、百枚以上はあるDVDで、実演以上の質の高い演奏や舞台を、鑑賞するのも一興かと思っている。
コメント
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