久しぶりに友人から電話がかかってきて、ウクライナ戦争についてなど、どう思うかを語り始めた。
入社同期なのだが、彼は家業の園芸業を継いだので交際は社会人としての方が多く、長く日本植木協会の会長も務めた硬軟併せ持った侍であり、まだ、仕事をしていて、極めて元気である。
私が語ったことに絞って纏めてみると、当然のことだが、このブログに書いていることばかりである。
ウクライナ戦争だが、このまま、膠着状態が続いて、年内に終熄するはずもなく、長く続くであろう。
プーチンについては、何らかの形で退陣に追い込まれて失脚するなど表舞台から去る可能性が高くなり、ロシアは新体制に入るが、戦争が継続するかどうかは、分からない。
西側の経済制裁やウクライナへの軍事援助などで、ロシアの国力の疲弊が進むかについては、ハイテク製品など高度な資財が調達できないなど工業力の著しい低下など、ロシア経済にたいする打撃が進行して疲弊しつつあるが、あれだけ制裁を受けても現状を維持発展し続けているイランなどを見れば、その効果はすぐには現われず、非常に限定的である。
それに、ソ連が崩壊して新世ロシアが胎動した直後、国家経済が壊滅状態になり、ロシア国民は、食うや食わずの極めて厳しい窮乏生活を経験してきているので、生活苦への耐乏能力は備わっており、報道や思想統制が徹底しているので、国民の暴発は極端化はしないであろう。
しかし、いずれにしろ、欧米の制裁を受けて国際社会から排除され続けている限り、国力経済力の衰退は避けられず、もはや、大国でも一等国でもなくなる。中国に擦り寄りすぎれば、少なくとも、経済的には、従属国扱いに成り下がるであろう。
いずれにしろ、今回のウクライナ戦争で、2~3日でケリをつけると豪語して侵攻しながら6ヶ月経っても当初の目的を果たせない惨状を見せて、如何に、ロシアが国力も軍事力も弱小な似非大国であって、張り子の虎であったかを世界に暴露した。
その上に、ウクライナ戦争で国力を極度に疲弊させ、さらに、國際信用を失墜させ、世界の孤児に成り下がるのであるから、ロシアの行く末は極めて暗い。
しかし、国際政治を考えるときに注意すべきは、欧米型の民主主義が主流では、なくなってしまったこと。
世界の国や地域を対象に、公正な選挙、基本的人権、報道の自由などの観点から、民主主義の度合いを分析した結果、自由で民主的なのは60の国と地域だけで、それに対し、非民主的な国は100を超えていて、ドンドン増加していて、中国やロシアのような専制的、国家主義的、独裁主義的な勢力が強くなってきている。
我々日本人は、民主主義は当たり前だと思っているが、世界中の遅れた貧しい新興国や発展途上国にとっては、食うことが先であって、民主主義や人権などには関心などないのである。
それに、経済成長を策するためには、民主主義を育んで自由な民活に頼ってテイクオフするよりも、独裁であろうと専制であろうと、国家資本主義手法で中央集権的に計画経済を推進する方が、(尤も、中国やロシアなどの策謀に乗せられたり、失政などで、失敗も多いのだが)、はるかに早くて簡便であり効果的なのである。
ロシアが、アフリカに進出していると言うが、植民地時代の宗主国よりも、受けがよいのも、その辺りにあるであろう。
比較的、アフリカには、プロロシアの国が結構存在していて、ロシアの立ち位置については、多面的な視点から見ないと判断を誤ろう。
入社同期なのだが、彼は家業の園芸業を継いだので交際は社会人としての方が多く、長く日本植木協会の会長も務めた硬軟併せ持った侍であり、まだ、仕事をしていて、極めて元気である。
私が語ったことに絞って纏めてみると、当然のことだが、このブログに書いていることばかりである。
ウクライナ戦争だが、このまま、膠着状態が続いて、年内に終熄するはずもなく、長く続くであろう。
プーチンについては、何らかの形で退陣に追い込まれて失脚するなど表舞台から去る可能性が高くなり、ロシアは新体制に入るが、戦争が継続するかどうかは、分からない。
西側の経済制裁やウクライナへの軍事援助などで、ロシアの国力の疲弊が進むかについては、ハイテク製品など高度な資財が調達できないなど工業力の著しい低下など、ロシア経済にたいする打撃が進行して疲弊しつつあるが、あれだけ制裁を受けても現状を維持発展し続けているイランなどを見れば、その効果はすぐには現われず、非常に限定的である。
それに、ソ連が崩壊して新世ロシアが胎動した直後、国家経済が壊滅状態になり、ロシア国民は、食うや食わずの極めて厳しい窮乏生活を経験してきているので、生活苦への耐乏能力は備わっており、報道や思想統制が徹底しているので、国民の暴発は極端化はしないであろう。
しかし、いずれにしろ、欧米の制裁を受けて国際社会から排除され続けている限り、国力経済力の衰退は避けられず、もはや、大国でも一等国でもなくなる。中国に擦り寄りすぎれば、少なくとも、経済的には、従属国扱いに成り下がるであろう。
いずれにしろ、今回のウクライナ戦争で、2~3日でケリをつけると豪語して侵攻しながら6ヶ月経っても当初の目的を果たせない惨状を見せて、如何に、ロシアが国力も軍事力も弱小な似非大国であって、張り子の虎であったかを世界に暴露した。
その上に、ウクライナ戦争で国力を極度に疲弊させ、さらに、國際信用を失墜させ、世界の孤児に成り下がるのであるから、ロシアの行く末は極めて暗い。
しかし、国際政治を考えるときに注意すべきは、欧米型の民主主義が主流では、なくなってしまったこと。
世界の国や地域を対象に、公正な選挙、基本的人権、報道の自由などの観点から、民主主義の度合いを分析した結果、自由で民主的なのは60の国と地域だけで、それに対し、非民主的な国は100を超えていて、ドンドン増加していて、中国やロシアのような専制的、国家主義的、独裁主義的な勢力が強くなってきている。
我々日本人は、民主主義は当たり前だと思っているが、世界中の遅れた貧しい新興国や発展途上国にとっては、食うことが先であって、民主主義や人権などには関心などないのである。
それに、経済成長を策するためには、民主主義を育んで自由な民活に頼ってテイクオフするよりも、独裁であろうと専制であろうと、国家資本主義手法で中央集権的に計画経済を推進する方が、(尤も、中国やロシアなどの策謀に乗せられたり、失政などで、失敗も多いのだが)、はるかに早くて簡便であり効果的なのである。
ロシアが、アフリカに進出していると言うが、植民地時代の宗主国よりも、受けがよいのも、その辺りにあるであろう。
比較的、アフリカには、プロロシアの国が結構存在していて、ロシアの立ち位置については、多面的な視点から見ないと判断を誤ろう。