NO107(大松博文)
「わたしは、しめたりゆるめたり、泣かせたり笑わせたりして、練習の単調を破ろうとして苦心した。また、一つのボールを打つにも、たとえば、ソ連の攻撃の方法を想定して打ち、レシーブする選手の動かし方を考えながら打った。それには、選手それぞれの個性が大きく関係している。
練習を終えて、帰途につけば、あのやり方はまちがっていなかっただろうかと心配し、明日はどんなふうにやろうかと、三つも四つも新しいやり方を考え出した。
ところが、来年になったら大松はやめるから、今のうちに練習方法を習っておこうなどと、世間ではいった。あれはまちがいだと思う。」
5年生部員14人全員は、林間学校・臨海学校に行きました。
残った4年生以下での練習は初めてです。この下級生達がどんな力を持っているのかをじっくり見ることがでいるという意味で楽しみでした。
で、いきなりやってくれました。コート準備になんと40分もかかったのです。あまりにも時間がかかったので「やりなおし!」です。40分もかけて準備したネットを無情(非情)にも
「片付けて~」
と指示。5分で片付ける。次に
「では、ネットを5分以内に準備しなさい。」
という意地悪な指示。せっせと準備する辰巳っ子たち。5分ではできませんでしたが、7分でできました。じゃあ、さっきの40分っていったい何???これが4年生以下のチーム力だった。5年生がいないとやはりこんなものだったかと、5年生の力を認める結果になりました。
今日はこれだけがはっきりしただけでも大収穫。
あとは4年生チーム対2~3年生チームの試合を4セット。
これもほとんど口出しせずに、一人ひとりの個性をつかむために観察。
面白いチームにはなりそうですが、まだまだ時間が必要ですね。