画像は私が教員集団モデルとしてイメージしてきた齋藤喜博先生の学校の写真です。ダルマストーブを囲んで、なんとも温かい雰囲気で談笑しているのがよく分かる1枚です。こういうイメージに向かって、私は進んでいます。
私は今、職場の教員向けに、校長と副校長の承認を得て、「井上の引き出し講座」という授業力向上講座を開催しています。カリキュラムは以下に紹介します。
第1回 「放射思考とは」
第2回 「全脳思考とは」
第3回 「マインドマップをかくための7つのルール」
第4回 「マインドマップワーク・・・3年国語教材を分析する」
第5回 「マインドマップワーク・・・グループマインドマップ」
第6回 「パソコン授業の管理方法」
第7回 「電子黒板の使い方講座」
10月6日現在、第4回まで開催しました。
参加者は毎回増えて、昨日は9名。(自分を入れると10名)
勤務時間を過ぎて5時からの自主勉強会なのに、こんなに多くの皆さんが学んでくれることに感激している私です。
第4回目は3年国語教材「すがたをかえる大豆」の教材分析講座。
演習した内容は以下の通りです。
①速射マップで段落をメモ
②次にそのメモを放射状に配置して、全体像をイメージ化する。
③そして清書のマインドマップとしていく。
井上の教材分析秘術も惜しみなく公開していきました。ここでは企業秘密、明かしません(笑) これを学べるのは、私の職場にいる先生方の特権です。
ワークが終わって、それぞれの教材分析マインドマップを見せ合いながらおしゃべりをしているだけで、けっこう重要な指導ポイントや材料が出てきました。
「実際の大豆や枝豆を用意した方がいいよ。」
「文章を読んだ印象を絵に描かせて見せ合わせるだけで、活発な意見交換が起こるんじゃないかな。」
「私たちが今やっている、この意見交換と同じようなことが、子ども達にも起こるに違いないよ。」
「この文章を読んで、初めて知ったこともあって、面白い教材だね。」
「今日は初めてマインドマップを上手く描けたんです。その訳は・・・・・・」
と、このように話せど尽きぬ楽しい授業研究おしゃべりが続きました。
(ん?これは!!この空気はっ!!!)
と感動が井上の背筋を走りました。
これはまさに、あの齋藤喜博校長先生が職員室でやっていた授業向上への「おしゃべりの輪」と同じ光景ではないか!!!素晴らしい光景だなぁ。みんなで楽しく勉強できるって、幸せなことなんだなぁ。
期せずして起こった、この「学びの輪」に、かなり大きな未来ビジョンを見ることができた井上なのでした。