平日練習・・・・・「やまなし」の研究もしつつ・・・・・

辰巳ジャンプ、平日練習を久しぶりに行いました。

勤務校が開校記念日だったので、1日休暇を取って、午前中はイノッチ車の法定点検。その間、工場の待合室で井上流集中リーディングで下記の本を読破しました。
増補 宮沢賢治「やまなし」の世界
西郷 竹彦
黎明書房

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すごい本でした。文芸研会長の西郷竹彦先生のすごさを思い知る一冊でした。
4200円と値段もすごい本ですが、読んでみてなるほど4200円するはずだと理解できました。それだけの深みがあります。私の「やまなし観」が一変しました。

宮沢賢治という人は、熱心な法華経の信者なわけです。その法華経の世界観を『やまなし』という作品の中にこめている。この西郷先生の本の中では、仏法の真髄である「空仮中の三諦」や「煩悩即菩提」「娑婆即寂光」「色即是空」「諸法実相」「一念三千」「十界互具」等々の認識論を存分に使って、童話である『やまなし』を分析している凄まじいばかりの挑戦があります。

私が驚いたのは、なんと日蓮仏教の真髄である『御義口伝』の一節である「煩悩の薪を焼いて菩提の慧火現前するなり」という一節まで引いて説明を加えていることでした。この一節は私の学級・学年経営の柱となっている考え方なのです。
研究者というのはどこまでも公平で探求心の塊である。そういうどん欲な研究心を持っていないと本当の教材分析はできないのだと教えられた思いがしています。




その後、体育館へ行って練習。
なんと臨時の平日練習だというのに、1年生の体験入部がありました。
このことから、私の心の中に「辰巳ジャンプは江東区で一番部員の多いクラブになる」という声が聞こえてきました。



ところで、今晩からフジテレビで山崎豊子先生原作のドラマ「不毛地帯」がスタートしました。激動の今の時代は戦後30年の激動期に学ぶ点が多いと思います。私も原作を読んで学んだことがたくさんありました。
原作を読みつつ、ドラマを欠かさず視ることをお勧め致します。
不毛地帯 (1) (新潮文庫)
山崎 豊子
新潮社

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