スーパーティーチャーになるために

今日、勤務校が授業を短縮したのは、お隣の浅間竪川小学校で理科教育の研究全国大会があったためでした。教員全員が、午後の講評と講演を聴きに行ったわけです。先生としてのお勉強ですね。

まず始めに、どんな発表会だったのかを少々。

研究テーマ「感じて学んで響き合う子ども」~言葉と体験を大切にした理科・生活科の授業~

授業参観は午前中だったので残念ながら見ることができませんでした。私たち教員が学べた箇所は、文部科学省初等中等教育局視学官である日置光久先生の講演です。
その内容を再現することもできるのですが、今回の題名とは外れてしまうので、気が向いたら別記事を立てて再現します。

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本題です。

「スーパーティーチャーになるために」
マインドマップ(R)フェローの皆さんは、ぜひともチャレンジしてほしいのです。こうした研究発表会を始め、講演を聴くときには『最前列ど真ん中でマインドマップを描きながら』ということに。

理由を書きます。

(1)ポジティブモードに自分を入れる
 最前列に座る人間は普通の人間ではありません。誰かに言われて無理に座らせられている「桜」の場合がほとんどです。だからこそ最前列中央に座るのです。そこは「自分の指定席」にしてしまうのです。これだけで一歩抜きん出たポジティブティーチャーになれます。

(2)余計な情報を遮断できる
 最前列でマインドマップをかくのですから、視界に入るのは講師の先生だけになります。少しでも後ろに座ると、他の聴衆が目に入ってきます。これが脳科学的には「余計な視覚情報」だと私は思っています。後ろにいると、時には隣の人が寝てしまい、それが気になってしまうこともありませんか。ささやき声も後方座席の方が多いはずです。後ろにいると、来賓の姿もけっこう気になるものです。
それらはすべて「余計な情報」です。遮断しましょう。

(3)“3%”に入ることに通じる
 世の中の成功者は“3%に入る”ということを意識している時代に入ってきました。ビジネス界でも政界でも、真に勝利する人間は3%しかいません。これはアメリカの大学で30年間追跡調査した信頼できる研究調査でも明らかになっていることです。最前列中央は3%どころか、その人1人しか座れない、最高に成功法則に則った場所であります。(笑)

(4)コミュニケーション能力が高まる
 最前列中央という場所は、壇上で話している講師しか目に入りません。すると不思議なことに講師とのコミュニケーションが生まれるのです。しかも一生懸命に絵(マインドマップ)を描いている。嫌でも講師の目に入ります。きっとお話をしながら様々なことを考えてくれることでしょう。もしかしたらお帰りにマインドマップの本を手にしてくれるかもしれませんね(笑)
 それだけでなく、目の前に講師がいるのですから、私たちフェローとしても、自分がセミナーを開くときの参考になることがたくさんあるのですよ。

(5)自己満足感~自己達成感~自己肯定感を上げる
 最前列に座ることじたい、変な人です(笑)。でもね、いいじゃないですか、変だから「スーパーティーチャー」になれるんです。変じゃなかったら「ナチュラルティーチャー(普通の先生)」じゃないですか。
 要するに、わざわざ貴重な時間を使って参加しているのですから、ご睡眠の時間にしてしまったらもったいない、もったいない。この貴重な2時間を「自分の時間にする!!!」という心構えが大事なのです。

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私と一緒に講演会に行ってしまうと、「ほら、行くよ!最前列!」となってしまうので、かわいそうに同僚の二人も最前列に並びました。最前列は私の学校の3人だけ!!!
日置先生の講演は私たち3人のためにあったようなものかな?????

終了後に気づいたのですが、前の方に座っていたのは各校の「校長先生」ばかりだったようで・・・・・ヒェ~!

でもでも、黙々とマインドマップをかき続ける3人の姿に、他校の校長先生から「君たち、素晴らしいね!感心したよ!」というお褒めの言葉も頂きました。

「理科」で何を教えるか―これからの理科教育論 (シリーズ日本型理科教育)
日置 光久
東洋館出版社

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