今日は夢の島競技場で区の小学校連合運動会が行われた。区内の多くの教員が役員として朝早くから働いている。この影の支えがあってこそ、たくさん子ども達がスムーズに競技を進めていける。
スポーツチームで公式戦に出ている子どもならば、大会の度に「運営してくれる先生方、指導してくれる先生方、応援してくれる保護者の皆さんがいるから君たちはスポーツができる。感謝の気持ちを忘れてはいけない。」ということを教えてもらえるが、スポーツをしていない子はこうしたことを経験していないので、どうしても実感が湧かないことが多い。
我が学年の子ども達は、どうか「感謝の心」を忘れないでほしい。
さて、今回の記事は子どもの心の宝さがしです。
担任している6年生。行事を積み重ねていくごとに心を清らかに成長してくれます。行事を節目にしながら子ども達の心を育んでいくことは、斎藤喜博先生の学校経営にもあります。行事に向けて日頃の学習もプログラムしていくことで、「行事-学習」の効果的なスパイラルに入れてあげることができます。
行事は行事、授業は授業ではありません。「行事は授業、授業も行事のひとつ」だと思って、私は学年経営をしてきました。
夏休みがあけて50日間、水泳記録会での歴史的成果(12種目中4種目制覇)、日光移動教室での楽しい3日間、そして今日の連合運動会。それぞれに目標を意識して子ども達は進んできました。
最近はインフルエンザの猛威に学校中が見舞われる中で、私は体育が終わって教室にもどった6年生の子ども達がこんなことを話しているのを耳にしました。
「連合運動会にぜったい行きたいから、手洗いとうがいしなくっちゃ!」
「インフルエンザにかかるわけにはいかないよねっ!」
嬉しいじゃありませんか。自己管理をする子ども達の姿。今や安心して何でも任せられる6年生になってきました。
この学年は「最高の卒業式」「去年の卒業式を超える感動の卒業式」をゴールイメージに持って進んでいます。着実にそのゴールに向かって進んでいる手応えを今日も感じた井上でした。