「同一パターンのグレードアップ」をさせる練習

国語の研究をしている私の勤務校。そのキーワードとなっているのが「同一パターンのグレードアップ」です。

では、「同一パターンのグレードアップ」とは何なのでしょうか?

研究の中では全学級の指導法を「音読」「学習シートブックへの書き込み」「話し合い」「主人公日記」「ふりかえり」というパターンを統一して指導。年間配置された文学教材3単元でくり返し同じ指導を続けることで、子どもたちの読解力や文章力が一歩ずつレベルアップしていくという考え方です。

目新しい考え方ではなく、すべての技能はこうした基本をくり返し練習することで身についていくことは当たり前ですね。



先週から辰巳ジャンプのバレーボール練習もまた、「同一パターン」をくり返して行うことにしています。

基本中の基本である「ワンバウンドをアンダーハンドで打つことによるフォーム作り」から始まり、サーブカットまで徐々にステップアップしていく練習。さらに3分間隔で練習を切り替えていくことで、集中力もつけていくようにしています。1時間で20パターンの練習内容。休みなしで一気に行きますが、リズム良く練習することを意識しているので、精神的には楽なはずです。

要するに、「同一パターンのグレードアップ」という考え方は、国語だけに言えるのではなく、あらゆる課題にあてはまる考え方であることを訴えておきます。




さて、今日の練習には、OGで大学生のシモケイが来てくれました。
「この時季だから、もしかしたら練習しているかなと思って来てみました。」というシモケイの言葉が嬉しかった。部内練習試合でBチームに入ってくれて、レギュラーチームの課題を明らかにしてくれました。

ここに欠点を書くと、江東区の他チームが有利になってしまいますから、良かった点だけ書いておきます。

(1)レシーブ力は確実にあがっている
 大学生シモケイの打ってくるスパイクを、バックのレシーバーがしつこく拾い上げ、得点を許さなかった。最近の練習がそのまま成果として顕れました。

(2)新加入のHさんがチームになじんでいる
 Hさんは12月に入ったばかりの子。それなのに、今や完全にチームの一員になっている。自分の役目をしっかり果たしていることに私は驚いている。この子がAチームに入ったことで、不思議とチームのまとまりができている。

(3)アタッカーが自分の仕事に専念できる
 左右のアタッカーが、スパイクを決めるという本来の仕事に専念できるだけの守備力に、もう少しで到達できそうだ。


シモケイチームと試合をすることで、マイナス要素も浮き彫りになりました。これを2011年、スタートの練習試合で修正していくことになります。

辰巳ジャンプ保護者の皆さん、子どもたちは教育大会で応援し甲斐のある試合をしてくれると思います。
4年生が主体のチームですから、勝ち負けはまだまだ度外視して、応援する大人の心に響くような試合をしていけるように、1月に仕上げていきますので、保護者の皆さんもチームワークの良い応援をして、子どもたちの力となれますようによろしくお願い致します。





ところで、日曜日のマインドマップフェロー養成講座の後で、茨城県の元校長先生・M先生から、このような言葉をいただきました。

「井上先生、どんな立場になっても、バレーボールの指導を決してやめてはいけないよ。先生にとってバレーボールの子どもたちは、これからも大きな力となってくれるから、大変だろうけど指導を続けるべきだよ。」

その通りだと思います。

辰巳ジャンプに集ってくれる子どもたちは、自分から進んで私の指導を受けたいと参加してくれている子どもたちです。なんのしがらみもない。純粋に「井上先生」を求めて来てくれる。そんな子どもたちを指導できる環境を失ってはいけないという、M校長先生からのアドバイスだったのです。

部員が4人も増え、にぎやかになった辰巳ジャンプ。
改めてアファメーションしておきましょうか。

「2011年3月1日。辰巳ジャンプは、男子1チーム、女子2チームができる人数となり、部内で練習試合をすることができるくらいに、にぎやかで楽しいチームになっている。」


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