今、再び、「夢にときめけ 明日にきらめけ」

私の宝物の中でも、一番にあげられるものが写真の置時計です。これは2年前に担任していた6年生の保護者の皆様から、卒業の記念にいただいたものです。刻まれた文字には「夢にきらめけ 明日にときめけ」と入っている時計です。ということはつまり、当時の学年は保護者も子どもたちも担任も、三者そろってこの言葉を実現していったということなのです。私はこの実践を「三位一体の改革」と名付けて意識してもらいました。

この学年の夢とは、「史上最高の卒業式」を行うことでした。

学年崩壊をしていたこの6年生を、まるでドラマのように立て直すことが私の目標でした。前年度、校長との面談で、自らこの課題の大きかった学年の担任を希望し、必ず立て直して見せると腹を決めて挑みました。なんとこうした「担任の思い」というものは、時間ではなく即座に伝わるもので、担任して10日しかたっていないにもかかわらず、4月17日にはこんな言葉が子どもから聞かれたわけです。

『ぼくは6年生を良い方向に変えようとがんばっています。今のぼくらの目標は「すべてをこえて、宇宙の中のどの生物もが良い意味で知っている香取小6年生」です。先生もこれから何とぞ応援よろしくお願いします。二人の先生も良い先生です。今、6年生は二人のえいきょうを受けて、ぼくを始め、みんなも変わり始めています。』

こんな言葉を聞けば、教師という人種は何でもできてしまいます。わき目もふらずに『夢にときめけ 明日にきらめけ』という実践に全力投球したのです。


教師にとって、子どもたちの成長は自分の「夢」です。日本全国のすべての教師は、自分が担任した子どもたちが「夢」をもって、前向きに進んでくれることを夢見ています。そんなふうに私は信じて疑いません。たとえ何か問題を起こしてしまった教師がいても、本当はその人もまた私と同じように、子どもたちが夢に向かって前進していくことを引き出したかったでしょうし、夢に向かって困難を乗り越えていく道を一緒に進みながら、感動の涙を流したかったに違いないと信じています。それが教職を目指した人、全員の原点だったはずです。


この年のトピック的記事をリンクしておきます。

安心して学べることの喜び

一粒で二度おいしい運動会

すごい歴史を作ってくれた子ども達!!!

急成長! 6年生!・・・・・それが教育の目的です!

大人でも考えられないことを小学生が考えた!【マインドマップ研究授業】

卒業した君たちへ その1・・・まさに「史上最高の卒業式」でした




話を辰巳ジャンプにします。

チームの中心になっている5年生は、大きな夢を抱いています。
「都大会に出場する」
「都大会で優勝する」
「全国大会に出て、日本各地の小学生と交流したい」
このような内容をバレーボールノートに毎回書いてきます。

では、辰巳ジャンプのみんなの夢はなんでしょうか。

指導している私自身が反省しなくてはなりません。チームの夢について話し合う時間をあまり取ることがありませんでした。それでは力を発揮することはできませんね。9月の練習では、落ちていたこの点について強化します。

「夢にときめけ! 明日にきらめけ!」という言葉は、辰巳ジャンプの合い言葉にしようと思います。


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