他校で「小学生向けマインドマップ短時間講座」を開催

今日は午前中に出張をさせていただき、江戸川区立春江小学校に出向きました。6年生全員(約120名)を相手に「マインドマップ」の考え方、かき方について教えるためです。私は教育現場にマインドマップを教える「公認マインドマップフェロー」という資格を持っているので、講師としてワークショップを開催したわけです。

120人という大人数。しかし時間は90分間。会場は体育館。そして床の上で作業をするという環境。マインドマップをかけるようにするにはちょっと時間が足りないし、床の上でかくので集中力も落ちてしまいがち。そこであまり欲張らずに「メンタルリテラシー」の体験を重視して授業を行いました。

99%の子どもたちが「マインドマップという言葉を初めて聞いた」という実態がありましたので、取りかかりとしては「こういうノート術があったのか」と心に残ってくれればよい。

というわけで、内容をかなり削除しましたので、ここにはもっとていねいに説明をしたかった「7つのルール」について簡単にまとめておきます。

(1)用紙
・A4以上
・無地

(2)セントラルイメージ
・3色以上のカラーでかく
・イメージ豊かにかく
・時間をかけてしっかりかく

(3)筆記用具はカラー
・水性カラーペンがよい
・色鉛筆を使うのもよい

(4)ブランチ
・枝のようにウネウネとかく
・ひとつブランチをかいたら枝分かれさせる
・曲線でかく

(5)言葉
・1つのブランチに1つの言葉を乗せる=ブランチの上にかく
・単語でかく
・文章をかかない
・ていねいな字でかく

(6)記憶のフック+階層化
・いろんなところに絵やマークをかき入れてイメージ化し、記憶に残るようにする
・遊び心をもってイメージ化する
・階層化を意識する
・階層化の拡げ方・・・「くだもの」例えば「リンゴ」「ミカン」「バナナ」「メロン」
           「リンゴ」は「赤い」「甘酸っぱい」「ミツ」「シャキッ♪」「青森」
・階層化のまとめ方・・「細長い」「黄色」「皮」「甘い」「栄養大」つまり「バナナ」
           「バナナ」「リンゴ」「ミカン」「メロン」つまり「くだもの」

(7)楽しくポジティブにかく
・ユニークに、自分なりに工夫を楽しみながらかく
・かいていて熱中できるようにかく
・けっして悪いことを考えようとしないこと



今日の講座のまとめとして、「紙に夢や希望、願いや望みを書いて、毎日読むと叶いやすくなる。」ということを教えました。120人もの子どもたちを相手に話しましたので、全員の心に響いたとは言えませんが、けっこう多くの子どもたちは「自分もやってみようかな」という表情をしていましたので、その中でも「本気の3%」の子どもたちが学校内でムーブメントを起こしてくれると面白いですね。


終了後は部屋を変えて、担任の先生方と若干の相談タイム。
ボランティア学習をしてきたことをマインドマップにまとめ、どんなことを発表していきたいかを友だちに話すという授業を計画しているとのこと。それを校内の研究授業で行いたいという目的がある。そうすると、簡単なテーマで何回かマインドマップをかく練習をする必要があります。そのテーマ例をあげておきましょう。

「私の好きなもの」「私の家族」「私の学校」「もしも私が○○になったら」「NHK教育オンラインのビデオクリップを視ながら」「今日までの4日間にあったこと」



さて、こうして他校に出向いて「出張授業」を行ったわけですが、この記事を読んで、私に講師を依頼したいという先生は、下記の手順でお申し出ください。子ども向け講座や教員研修講座は行うことができます。ただし、「マインドマップフェロー」という資格上、保護者や地域の方向けのビジネス講座をすることはできません。

(1)まずは井上に直接連絡を入れ、相互の状況を調整する。
(2)勤務校の校長から、井上の勤務校の校長に「講師依頼」をしてもらう。(校長が認めない限り出張はできません)
(3)当日に向けて、細かい所を相談する。

井上と面識のない方は、まずは辰巳ジャンプVCのサイトから、私宛にメールを出してください。


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