「相田みつを」の言葉をバレーボールに生かす

午前中の健康診断後、休暇を取って文化活動に精を出しました。

健康診断の数値は残念ながらすべてが悪化傾向。はっきりいって普通に勤務しているのがおかしいくらい。でも、はじめから分かっていたので、別にあわてもしませんでした。

休暇を取って行った先は有楽町の「相田みつを美術館」でした。
東京国際フォーラムの地下1階にある美術館です。静かな空間の中に、相田みつをさんの書道作品が多く展示されている有名な美術館です。辰巳駅からは20分もあれば行ける美術館ですから、辰巳ジャンプの子どもたちは是非とも足を運んでほしいです。

数々の作品の中で私の心に最も響いたものがありました。


どうもがいても
だめなときがある
ただ手を合わせる以外には
方法がないときがある
ほんとうの眼が
ひらくのは
そのときだ
       みつを



この作品の前に立った時、私の心の琴線に触れて涙がにじんできました。
私自身、こうした場面を何度も何度も経験して今があるからです。
ただ手を合わせた時に、本当の眼が開きます。

どんなことがあっても、どんなに行き詰っても、可能性を信じて疑う心がなければ、自然に自分の本当の眼が開かれる。
宇宙の力が必ず支えてくれることを疑うことなく、現状の簡単でないことを嘆くことなく、忍辱(にんにく)の鎧(よろい)を着るかのように、ただただ手を合わせる。
決して逃げるのではなく、耐え忍び、逃げなければ、必ず本当の眼が開かれる。
こうして人間は、様々なものが見える眼力を得ることができるのだと。


この他、たくさんの相田作品がバレーボールの練習に役立つことを感じました。

夏休みですから、小学生バレーボーラーたちも「自由研究」という宿題がきっとあることでしょう。
そこでこの夏休み練習で、毎回、「相田みつを作品」をバレーボールの視点で子どもたちに解釈させようと思います。

全日程でこの学習をさせれば、素晴らしい実践的な自由研究になりますし、今後の人生を勝ち抜いていくための「生きる力」になると思うのです。

たとえば、明日の練習ではこんな作品を紹介しようと思っています。


  「本気」

なんでもいいからさ
本気でやってごらん
本気でやれば
たのしいから
本気でやれば
つかれないから
つかれても
つかれが
さわやかだから
        みつを


これを一人一人が自分なりに解釈をして練習に励めば、効果はあると思うのです。

いかがでしょうか?

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