バレーボール語彙力(ごいりょく)育成のために

さあ、今日4つめの記事になります。なぜ1日に4つも記事を書けているのかということにも大きな理由があります。今日は自分自身の脳に「思考のフック」をかけて、「ゴール設定」もしていたため、「思考のアンテナ」の感度が鋭く、普段より多くの情報処理ができたからです。


「バレーボール語彙力(ごいりょく)」という聞きなれない題名をつけてみました。辰巳ジャンプの子どもたちにも、この「語彙力」という、ほとんどの小学生が知らない言葉の意味も教えました。そして練習試合の合間をぬって、子どもたちに「バレーボール言葉」を書き上げてもらいました。それを分類整理して書き残しておきます。

辰巳ジャンプの子どもたちは、これを自分の練習ノートに書き写して、たくさんの言葉を使えるように勉強してください。

【守備関係】
「手を出せ!」
「ひざ曲げろ」
「ひざつくな!」
「カバー!カバー!」
「レシーブしっかり!」
「ナイスカバー!」
「ナイスブロック」
「1,2,3,4,5!」
「前、前、前!」
「はい、はい、はいっ!」
「返せ!返せ!」
「ナイスジャッジ!」
「足動かして!」
「足出せ!」
「上にあげろ!」
「くるぞ!くるぞ!」
「ボール追って!」
「走れ!走れ!」
「かまえて!」
「一本カット!」


【攻撃関係】
「サーブしっかり!」
「サーブ入れろ!」
「ナイスサー!」
「ナイスキー!」
「もう1本!」
「スパイク決めろ!」
「いくぞ!」「いけー!」
「持って来い!」
「チャンス!チャンス!」
「打てっ!」


【精神面】
「声を出せ!」
「ドンマイ!」
「ミスなくすよ!」
「逆転するよ!」
「○点さだよ!」
「ジャッジしっかり!」
「おしい!おしい!」
「ゴメン!」
「次!次!」
「だいじょうぶ!」
「ラッキー!ラッキー!」
「喜んで!」
「笑って!」
「落ち着いて!」



まだまだありますね。
そんでもって、もっともっと「ポジティブな言葉」を考えないといけませんね。

はい、「ポジティブなバレーボール言葉を考えてくる」・・・これも辰巳ジャンプの宿題です。


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声かけ内容分担作戦(練習編)

「声を出せ!」
「声が聞こえないよ!」
「ほら声を出さないからボールが落ちるんだ!」
「喜びなさいっ!」

小学生バレーボールの試合会場でよく聞かれる大人からの声です(笑)
やっぱり私も言っています(苦笑)
言っても子どもたちを追い込むだけなのに、言わなきゃいいのに・・・・・どうしても言っちゃうんですよね~
辰巳ジャンプの保護者の皆さんはいかがですか?


そこで
考えてみました

そうだ声かけ内容を分担してみよう

まずは練習中の分担から試してみる。

「リ○、ちょっと来て。あのね、コートの中にいる人たちの“足音”がキュッキュッって言っていなかったら、『足音聞こえないよ』って声をかけてみて。」

「あM、あM。最後までボールを追いかけていなかったら、『あきらめるな』『手を出せ』って、それだけに集中して声をかけてみて。」

「コ○ル、だれか一人でもヒザを曲げていなかったら、『ほらヒザ曲げろ』って声かけてみて。」

声かけ意識の「焦点化」をしてみたわけです。
こうして分担していけば、けっこう効果的な声がコート内に響くのではないだろうかと思い、試してみたのです。案の定、練習はすごく盛り上がりましたね。私が相手をしなくても、ガンガン声を出して練習していました。(井上先生、ニンマリ)

慣れてくれば「声かけ分担」をしなくても、次から次へと声を出せるようになるでしょうが、まずは段階を踏んで、ていねいに指導していきましょう。声のかけ方が分からない子には、私から「こんなふうに声をかけて」と指示します。慣れている子は自分の判断で、いくつかの言葉を決めさせて「言葉のフック」をかけ、声を出さなくてはならない場面が起こったら、即座に反応できるようにします。その次は、すべて自分の判断で声を出す段階。ここまできたら合格。


さて、こうした取り組みを成功させるために、『バレーボール語彙力(ごいりょく)』を高める取り組みも考えました。次の記事で紹介します。


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全員プレイングマネージャー作戦・・・メタ認知とバレーボール

プレイングマネージャーとは何かというと、選手兼監督のことです。選手としてプレーしながら監督もしている人のことをプレイングマネージャーと言います。

この作戦は、辰巳ジャンプの子どもたちは皆、監督としての眼を育てようという作戦です。
私が目指しているのは「やらされているバレーボールチーム」ではなく、自分の力で「考え、判断し、表現するバレーボールチーム」です。そのために、6月にはマインドマップの勉強会を通して「思考力」を鍛え、夏休みの練習を通して「意志力」を鍛えてきたわけです。次に鍛えるのは、様々な試合経験を通しての「判断力」であり、その試合中に必要になる「表現力」です。

こうして頭の良いチームに育てたいなと思うのです。そのための意識改革が「全員プレイングマネージャー作戦」です。
子どもたちは、選手としてだけでなく、「もしも自分が監督だったらどうするか?」を考えてみる。監督はチームを強くすることを第1に考えているわけですから、「子ども監督」としても、チームの向上、選手の成長を考えていきます。

これを考えることによって、自分が入っている辰巳ジャンプというチームのことを、そしてそのチームの選手である自分自身のことを「客観的な視点」で見るようになるはずです。これを「メタ認知(メタコグニション)」といいます。

メタ認知ができることによって、子どもたちに何が起こるかをあげておきます。



(1)自分がしようとしているプレーで勝つために、何が最も効果的なのかが判断できるようになる。

(2)どのようなやり方が有効か、十分考えてから課題に取り組むことができるようになる。

(3)試合中、重要な部分に意識的に注意を向けられるようになる。

(4)自分がどの程度よく理解できているか、どの程度プレーできるかについて、うまく判断できるようになる。

(5)良いプレーができたとき、自分がどういう方法を用いたか分かるようになる。

(6)課題に取り組んでいるときに、うまくいっているかどうか、定期的に自分でチェックできるようになる。

(7)練習(勉強)するときは、その目的に合わせて効果的なやり方に変えることができるようになる。

(8)練習(勉強)したり課題を行うときには、自分なりの計画を立てられるようになる。

(9)考えが混乱したときには、そのまま進まずに立ち止まり、もとに戻って(原点に戻って)考えられるようになる。(だから記録が必要=練習ノート)



どうですか?
この記事に書いたような小学生が登場したら、すごいと思いませんか?
私の持っている知識なら育てられます!

ここに書いたような「メタ認知」を小学生に促すことができる可能性が、下記宣伝内容にある「マインドマップ」にあります。マインドマップの使い手である辰巳ジャンプの子どもたちに、私が適切な「思考課題」を与えれば、きっと(1)~(9)までの課題を紙の上には表現できると思われます。しかし、肝心なのは考えたことを実行できるかどうかなので、猛練習が必要になってくることに変わりはありません。

楽に勝てるスポーツなど、世の中には絶対にありません。





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ストロングポイント(つまり長所のこと)

バレーボール指導の疲れを癒してくれるのは、自宅近くの私の散歩道に最近いつもいるようになったカモさんたち。(写真参照)
写真に写っているのは1羽だけですが、本当は今日、10羽以上のカモと、1羽のクロサギがお出迎えをしてくれました(笑)



東日本大震災以来、それまでホームとして使わせていただいている体育館が修理のため使えず、相変わらず体育館を転々としている地震被災チーム・辰巳ジャンプです。今日はご近所のチームにお邪魔して練習試合をさせていただきました。

夏の間、これでもかと猛練習をしてきたので、作ろうとしている「辰巳ジャンプのバレーボール」については、子どもたちも何となく分かってきたのではないかと思っています。要するに6年前の江東区NO1チームを復活させようとしているのです。ただ6年前よりも少しレベルアップさせつつあります。


細かい話は後回しにして、まずはタイトルの「ストロングポイント」について書いておきましょう。

新しい言葉ではありません。日本語の「長所」を英語の「Strong Point(ストロングポイント)」に直しただけのことです。しかし、長所と表現するよりも「ストロングポイント」と表現した方が、より強いイメージがすると思うのです。イメージというものはとても大事なことで、普通の人を天才に導くパワーを持っています。いろんなことをイメージ化できる人が天才なのだとも言えるでしょう。

脳科学をちょっとだけかじっただけで、「イメージ」を活用することによって右脳の働きを活性化することにつながることが分かります。日本の教育内容は極端に「左脳的内容」に偏っています。新学習指導要領になった背景に「学力問題」がありますが、情報が足りない方がおちいりやすい誤解=筆記試験の点数が学力=という考え方がどうやらまかり通りそうです。それは、若手教師激増の今のタイミングに、新学習指導要領が大きく改訂されたことによって、現場の教員が「基礎基本の学力」を身につけさせることばかりに目が行ってしまう危険性があるからです。これによって、東京都の教育は、左脳偏重状況が強められるだろうと想像できます。

しかし、世界に通用する教育を開発しようとしている私の教師仲間が取り組んでいるのは、左右脳をフル活性させる「全脳思考教育」です。この全脳思考教育に「イメージの力」が大きく影響します。


私たち辰巳ジャンプは、「ストロングポイント」という言葉をどんどん使って良いイメージをつかみ、長所を伸ばしていくバレーボールをしていきます。

それでは、辰巳ジャンプの子どもたちに宿題です。
「あなたのストロングポイントは何ですか?」
「辰巳ジャンプのストロングポイントは何ですか?」


聞かれたらすぐに答えられるように、練習ノートに書いておきましょう。


【今日の練習試合から見た辰巳ジャンプのストロングポイント】

(1)自分たちの判断で出す言葉(声)が増えてきた。

(2)子どもたちだけでも練習できるようになった。

(3)考える力が伸びてきた。

(4)試合中にセッターが仲間にどんどん話しかけている。

(5)自分たちのやろうとしていることを、あっちこっちで話し合っている。



さらにチーム強化するために、新しい考え方を取り入れていこうと思います。

(1)全員プレイングマネージャー作戦
(2)声かけ内容分担作戦
(3)バレーボール語彙(ごい)力・増加作戦


文章が長くなるので、この3つは記事を新しく立てて書きます。


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