地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

新京成60周年・習志野のタヌキ8000系

2006-10-01 00:17:31 | 都市民鉄 (首都圏)


 このたび新京成では創立60周年を迎えるとのことで、昨30日には記念パスネットが販売されました。私は昨日、昼から仕事がありましたので、朝早起きしてパスネット購入のために松戸まで往復してきたのですが、まあ無事に購入できて良かったです (^^)。
 そして最近では、新京成の近所に出かける用事があるたびに少々寄り道しまして、これまで全く撮影したことがなかった新京成の記録にも励みつつあります。もともと神奈川県民である私にとって新京成は馴染みがなく、「習志野のタヌキ」の愛称を持つ (?) 新京成名物にして未だ主力の8000系も、登場当初から一貫して「何だか間の抜けた正面に、平凡な側面の電車だなぁ」という印象でした (^^;)。しかし、最近たまに松戸や京成津田沼で新京成の電車を見かけるたびに、親会社を上回るデザインセンスの良さと、塗装の地味~な味わいに、「何のかの言って新京成も悪くないな……」と思うようになって来ました。もっとも、そういう発想自体、最近の首都圏の状況から「二段窓であればそれだけで御の字!」と思うようになったことの延長ではあるのですが (^^;
 というわけでぼちぼち始めた新京成撮影ですが、やはりこの旧塗装復活車がやって来ると、いやが上にも気分が盛り上がってくるから不思議です (^^)! これであとは個人的にみて、「しんちゃん」のステッカーがなければもっと良いのですが…… (^^;;;;)。



 そしてこちらは8000系の一般塗装車。駅の時刻表で「6両編成」と記されていれば、かなりの確率でこの8000系が現れるので、非常に撮りやすい車両であると思います (他に最新のN800形が6両でしたっけ。あと、昼間はくぬぎ山の車庫で昼寝をしている旧800形にも確か6連があったような)。
 いっぽう、新京成の最大勢力にして、日本で最も早くからVVVFを本格的に導入した車両のひとつでもある8800系も、外観からは何やら関西の電車を思わせる優雅さを感じることが出来 (?)、個人的には好感度が高い車両です(画像省略 ^^;)。

 というわけで、かつての陸軍の習志野演習線を有効活用した線形のため、カーブがやたらと多く非常に条件が悪いところを、高性能な電車でガンガン飛ばして克服している新京成……。その地味ながらも着実な走りに、今後も蔭ながら注目してみたいと思っています。特に、近い将来京成千葉・千原線との直通が始まりますが、その際には「タヌキ」8000系が乗り入れるか否かもも要注目ですね (^^;