昨日の都営フェスタ・西馬込車庫公開にあたって、昭和50~60年代の4社相互乗り入れを飾った名優たちの競演は本当に素晴らしかったのですが、それ以外にも個人的に大いに楽しみにしていたのが、大江戸線車両を西馬込まで回送するための牽引用EL・E5000形の公開です。小粒で中身の詰まった印象の風貌が、赤い塗装でさらに不敵な雰囲気を漂わせているこの車両……。恐らくJR以外での電気機関車としては日本最新のはずで、趣味的には非常に興味深い存在だと思うのですが、如何せん恐らく真夜中などの人目に触れない時間に運行されるためか、何気に秘密のヴェールに隠されていたようにも思えます。
そんなE5000、恐らく多くの訪問者にとっては昨日の公開がお披露目だったかと思われますが、実は私は甲種回送のシーンを記録しておりましたので、約1年半ぶりの再会ということになります (^_^)。甲種回送時はあくまで仮台車を装備し、連結器もJRFに対応する仮の自動連結器でしたが、正式なスタイルをこうして目の当たりにしますと、何やら乳歯が抜けて永久歯に生え替わるのと似たような感覚を覚えます (思い切りたとえが違いますかね~^^;)。登場から1年以上経っているにもかかわらず下回りがキレイなのは、それだけ普段動くわけではないナゾの車両ぶりを物語っていると言えましょう。
一応、撮影会場ではE5003+5004の2輌が期待通りシングルアームパンタを上げて停車しており、その濃いぃ風貌を大いにアピールしていましたが、残念ながら工場棟の巨大な陰が……(-_-)。そこで拙ブログでは、パンタこそ上がっていませんが、撮影会場入り口の脇に停車していたE5001+5002をアップしてみました (恐らく、中途半端な位置で切れているこの線路がE5000形の定位置なのではと思われます ^^;)。