先日、平日休みと大雄山線大場工場出場車の回送が重なるという貴重な機会が得られましたので、超久しぶりに大雄山線で撮り鉄を楽しんだのですが、そのついでに、かねてから気になっていた国府津の職員送迎列車 (正式な列車番号はあるのだろうか……なければ入換扱い?) を撮影してみました。
周知の通り (?)、駅からかなり遠い場所にあるJRの車両基地では職員送迎用の小運転を実施している場合があり、昔から国府津を通りますと、時間によって1両編成の電車がポツンと停車しているのを目にしてきたものです。茶色いクモハ40が姿を現していたのも懐かしい……。一度だけ、中1の頃に撮影しているのですが、露出計が壊れたカメラでフルマニュアル撮影だったもので、見事に露出アンダーなひどいネガしか残っていません (爆)。そして時代は移り、青いクモヤの時代へ。いつでも撮れるからそのうち……と思っていると結局撮り逃がしてしまいますので、思い立ったが吉日! そこで、朝早起きして国府津に行ってみますと……何と、クモヤがいつの間にか湘南色になっていました!! (*^O^*)
うーむ。この顔に湘南色とは……見慣れなさを感じるのも確かですが (^^;)、思いがけない組み合わせがこうして実現してしまうところが愉快痛快です (笑)。貫通扉がなければ、かつて113系と連結して頻繁に東海道東京口を往来していたクモユニ74っぽい……。もちろん釣掛とカルダンの違いは大きいですが、そう考えますと何やらJREの現場自身が、「走るんです」大量増殖とはうらはらに懐かし路線を突っ走っているようにも思えます。「銀色ばかりだと寂しいので、車両基地の送迎で乗るクモヤには湘南色を塗ってみたくなった」ということなのでしょうか。
車体をよく見ると、工場を出場したのは先月! どうりでピカピカなわけです。以前から国府津のクモヤは湘南色だったという話は聞きませんので、この1両 (クモヤ143-4) が唯一の湘南色なのでしょうか?? 果たして、今後他のクモヤに波及するのか、その場合他にどのような色が出現するのか気になるところです (^^;;
【補足】そういえば、と思ってネット上で調べてみたところ、クモニ143改めクモヤ143・50番台 (2両のみ) が非貫通の湘南色でした。