地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

北の国鉄型めぐり (14) 北斗星@五稜郭

2007-09-26 15:08:17 | 国鉄型車両


 韓国出張撮り鉄ネタの本格的な仕込みはこれからですので、北海道の話題の続きと参りましょう (^^;
 今回の北海道訪問のうち最後の地となった函館ではまず、貨物見物とキハ40ラッシュ輸送 (?) 見物を楽しむつもりだったのですが、函館からキハ40単行の江差行に乗って五稜郭へ向かう途中にすれ違ったのは……ED79に牽引された北斗星3号! しまった……これはノーマーク (^^;)。しかし冷静に考えてみれば、これから北斗星は函館でDD51重連にバトンタッチしたのち北上して来るわけで……。
 そこで五稜郭ではさっそく、函館方面ホームの最先端に陣取りまして、勢いよく加速しながらカーブを通過し駅に進入してきた北斗星の雄姿を激写しまくりました! 完全な順光ではなく、背景の陸橋も少々イマイチですが、今回の北海道訪問は初日の室蘭線で暗い空模様に見舞われてしまい、カシオペア・北斗星1号ともども被写界深度浅過ぎなブレカットしか得られなかったことから、もうこの際贅沢は言っていられません。とにかく勇ましい走りを完璧に写し止めることが出来れば御の字だ……というわけで、結果はご覧の通りです (*^^*)。



 こうして走り去って行く北斗星3号……この夏に相次いだ異常気象のさなか、北斗星の大幅遅延が相次いだのはいまだ記憶に新しいことですが、それだけに、定時で札幌へ向かう光景はやけに神々しく見えたりしたのでした……(^^;)。
 それにしても北斗星の編成は、ただでさえ改造に改造を重ねた編成であるだけでなく (その最たるものはサシ485から改造された食堂車……車体断面が ^^;)、そもそも通路側と寝台側で窓の大きさが大きく異なること、それに加えて経年が加わって、如何にもデコボコな印象が否めません。しかも、北斗星として走り始めてからも早いもので約20年……。どれだけ厚化粧を重ねようとも、24系客車の老朽化はもはや覆いがたいものがあるように思います (-_-)。
 この先、東北・北海道新幹線の青函トンネル通過&新函館到達、さらに札幌延長計画などもあって、北斗星の先行きは不透明なものがありますが、のんびりゆったりとした北紀行を楽しむことが出来る北斗星は、鉄道趣味者に限らず非常に多くの人が憧れる列車であり続けているのも事実。ここは是非いずれ、「サンライズ」285系と同様の魅力的な車両が現れることに期待したいものです……。
 (ここからは超妄想につき、さらりと受け流して下さいませ) とくに、E655系は発電エンジンを搭載し、DL牽引さえあれば非電化区間でも電化区間と同質のサービスを提供可能であることから、それを応用してもらえないだろうかと思います (^^;)。上野から函館までは自走し、函館=札幌間はDF200が牽引すれば完璧でしょう。え?新型車両はカシオペアがあるから要らないって……? いや、一人用個室を備えた、万人を受け容れてくれる車両をあくまで望みます (爆)。
 ともあれ、こんな感じで北斗星を撮影できたこともあって、五稜郭駅での撮り鉄は大満足だったのですが、ここから史跡の五稜郭や市電の五稜郭電停までは非常に離れていますので注意! バスで10数分乗るほどの距離でした (汗)。