地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

北の国鉄型めぐり (12) サロベツと北斗

2007-09-19 07:04:17 | 国鉄型車両


 光珠内でひたすら粘って撮影している間、1日1往復の「サロベツ」も姿を現しました。かつてキハ183の中間車が先頭車に改造された当時は、原型先頭車のゴツゴツした印象とは余りにも対照的なスタイルに「何かショボいな……」と思ったものですが (^^;)、今やキハ183が運用されているというだけでも御の字と思わなければならないでしょう。しかも、列車名はLEDではなく回転幕のHMで表示されていますし……(*^^*)。そこで、轟音を響かせながら猛スピードで迫ってくる「サロベツ」についても、十分気合いを入れて撮影したのでした!
 それにしても、来る10月に「スーパーカムイ」が登場するまで、長らくの間「サロベツ」はもっともらしいアイヌ語名称を名乗る唯一の優等列車だったわけで (まあ当て字の「利尻」や、当て字を平仮名にした「とかち」もありますが ^^;)……本州以南の列車名には和語、北海道の列車名にはアイヌ語がよく似合うと思っている私としましては、「サロベツ」キハ183が今後も出来るだけ長く活躍して欲しいものだと思っています。いずれはキハ261化されて「スーパー宗谷」に統合されてしまうのかも知れませんが……。



 改造先頭車・出力増強バージョンのキハ183をご紹介したついでに、室蘭線をゆくキハ183「北斗」の画像もアップしてみましょう。北吉原で撮影した「北斗4号」、一見すると明るい空のもと順調に飛ばしているようにも見えますが、この時点では千歳線内の大雨の影響で10数分遅れ……。さらにこの後、函館から北上する「北斗星3号」が5時間半の遅れとなり、「北斗4号」以後に札幌と函館を発車する「北斗」「スーパー北斗」はことごとく運休となっていました。果たしてこの列車は何時間遅れで函館に着いたのでしょうか……。
 この4日後には札幌から一気に函館へ移動したのですが (定刻運転 ^_^)、遺憾ながら乗ったのは「スーパー北斗18号」でありました。出来ればハイデッカー構造のキロ183で大名気分を味わってみたかったのですが、「北斗20号」では発車後間もなく夜になってしまい、沿線風景を楽しめませんので……(^^;)。と言うわけで、いずれ天気の良い日中に普通の「北斗」で移動しながら沿線の風光を楽しむという宿題も出来てしまいました (笑)。