地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

初秋のソウル鉄三昧 (5) 謎の旭日旗風塗装?!

2007-10-03 13:26:11 | 韓国の鉄道


 韓国国鉄のDLは、公社化をきっかけに続々と国旗と同じ配色の塗装 (太極カラー) に変更されつつあり、個人的には、塗り分け方のセンスがどうもイマイチだ……というのが正直なところです (汗)。そこで、もっとマシな新塗装を思いつくスタッフはいないのだろうか……と思っていたところ、とんでもない珍塗装、というか新・新塗装を目撃してしまいました!! 
 ある日、ソウルの中心街へ土産を買いに行くついでに、龍山 (ヨンサン) 駅にて首都圏電鉄の電車を撮影していたところ、水色 (スセク) の車両基地を出庫した龍山始発のムグンファが、何とこんな塗装のDLに牽引されてしずしずと入線して来ましたのでもう大変!! 林立する架線柱や信号柱が辛うじて車体にかからないように慎重に、しかし心臓バクバクで謎の塗装を激写しまくったのでした……(@o@)。



 それにしてもこの塗装……最大のポイントは、遠くからでも一発で列車の接近を知ることが出来る正面の放射状塗り分けだと思うのですが、何かどこかで見たことがあるデザインだなぁ……というわけですぐに思い出したのが、旧日本軍および自衛隊のシンボル・旭日旗!! それを安易に思い出しうるデザインって、韓国ではヤバくないのだろうか……としか言いようがないのですが、取りあえず今回の訪問ではこの1台きり (7318号機) しか目撃していないことに鑑みまして、やはり物議を醸しまくっているのかも知れません (滝汗)。
 個人的には少なくとも、芸がない太極カラーよりは全然マシだと思うのですが、とりあえず上下どちらかの「白ひげ」を赤く塗りつぶせばそれほどブーイングも起きない雰囲気になるのでは……。ともあれ、今後の動向が大いに気になる1両です。これ以上増えないとしたら、まさに日本のEF65 1059などと同じような珍車の運命をたどることになるのでしょうか (^^;