も一つ機関車つながりで、しばらくぶりに韓国ネタの続きです (^^;
今回のソウル撮り鉄では、太極カラーの新塗装やジョイフルトレイン (?) 用特別塗装のDLを撮りまくったのですが、一番期待していた旧塗装のDLにつきましては……結局、旅客列車の先頭に立っているシーンを撮りそびれました (号泣)。既にそれだけ新塗装への塗り替えが進んだことを意味しているのですが、それなりの不運も重なっておりました。
とくに、水原での撮影中、遠くから旧塗装DL、しかも重蓮 (!) がムグンファ客車を連ねて爆走して来るところに遭遇しまして、感動と興奮はピークに達したのですが……何と、電鉄線ホームからははっきり言って撮りにくい中線を勢いよく通過して行きましたので (通常全てのセマウル・ムグンファは水原に停車しますので、団体専用列車だった模様……) 見事に玉砕しました (-_-;)。
また、京義線の南北分界点にあたる都羅山へ行く際、ソウル駅の西隣・新村 (シンチョン) 駅にて列車が来るまで撮り鉄していたところ、トンネルから出て来て通過する下り貨物列車に見とれている間に、何と上り線には旧塗装の流線型DL・7000型に牽引されたムグンファの回送列車が登場……。新村駅での最大の儲けモノは結局、↑の通り旧塗装DL (7400型) の単機回送を撮影できたことです。しかしこれすらも、次は逆エンド側から撮影しようと思ったら、信号が変わって発車してしまいました……。
ところで、旅客列車は既に牽引機の新塗装率が高いように思うのですが、貨物列車はその性格上 (?) まだまだ旧塗装のDLも多いという印象です。しかも韓国国鉄は、日本海岸や太白山脈で産出されるセメント・無煙炭の輸送や海上コンテナ輸送が未だに非常に活発であり (ただし年々減少気味)、セメント車扱輸送が風前の灯火である日本から訪れてみますと鼻血モノとしか言いようがないセメントタキ大編成に遭遇することもしばしばです。↑はソウル市内の新道林 (シンドリム) にて。もし完全な順光か薄曇りだったら言うことなし……の感動的な光景でした (*^^*)。
しかし、今回貨物列車を撮影したのは、実はこの1枚のみ (苦笑)。貨物列車が頻繁に運行されている山岳部へ行けば、もっと怒濤のように撮影出来るのかも知れません。しかし、ソウル近郊でセメント列車を撮ろうと思っても、貨物時刻表があるわけではなく、何時現れるか全く分からない列車を待ち続けるのも怪しいヤツと思われてしまいますので、結局のところ偶然に任せるしかない状況です。でも、だいたい電車に乗って移動している際に限って、立て続けにやって来たりするんですよね……(-_-;
ちなみに、貨物列車の中には軍用物資を運んでいる列車や、さらには露骨に戦車を運んでいる列車がありますので、これらは撮らないで済ますのが無難だと思います。戦車積載用貨車なんて、台車と台枠だけだというのに自重30数トンと表記されていますので、目の玉が飛び出そうになります。
いっぽう、旧塗装DLの中には韓国の鉄建公団にあたる組織が所有 (または国鉄からのリース?) している車両があり、電鉄区間拡大整備中 or 直後の区間でたまに目にします。出番は国鉄所属機に比べれば圧倒的に少ないようで、非常にきれいな車体に大いにそそられるのですが、そういう車両に限って撮りにくそうな位置に留置されていますので困ったものです (^^;)。。