かねてから恩田で伊豆急向け改造が進められていた東急8000系も既に伊豆急帯を巻き、いよいよ来週に迫った甲種輸送に向けて準備万端な今日この頃……ということは、残り1運用となった200系も、遅かれ早かれ年内には消滅することになるのでしょう (確かトイレ設置工事は伊豆高原で行うため、8000系は入線後しばらくの間は営業運転に入らないと思われ、Xデーは11月中旬から12月上旬?)。最後に一度撮りに行こうと思いつつも、なかなか都合が合わないのは悩ましいことです。
そんな中、先日思わぬところで伊豆急の電車に遭遇しました! たまたま午前10時頃の藤沢駅に居合わせたところ、「今度の3番線は通過」とのアナウンスが……。「さて、《富士はや》は9時半前の通過だし、定期の《踊り子》が上ってくるにもまだ早いし、一体何だ?」と思って辻堂方を望んだところ、黒い物体が遠くに見えるではありませんか……。「うぉっ! これは黒船電車のリゾート踊り子!」と気付いて速攻でカメラを準備し (用意が良すぎるなぁ ^^;)、撮影に成功したのが↑のシーンです。夏場だけでなく秋も走っていたのですね〜(^^;;)。
それにしても伊豆急2100系といえば、80年代に登場した当初は「海に向かって座る席ぃぃ〜?!」ということで、ティーンゴコロ (笑) に激しい衝撃を受けたものでした。しかも普通列車……。というわけで、登場当初はもの凄い人気だったのを思い出します。熱海で早めに整列して、無事海向き席をゲットし、片瀬白田付近の打ち寄せる白波をあの大きな窓から眺めたときの感動は未だに新鮮ですね〜。
しかし、その後200系にもデザインコンセプトが継承されてしまったバブリーな塗装センスだけは未だに好きになれないのが正直なところ (^^;)。この点、黒船電車の出現は、2100系登場の衝撃もはるか昔の話になってしまい、クルマに客を取られて経営が苦しい伊豆急にとって、下田観光の需要喚起・イメチェン・塗装工程の簡単化など、いろいろな意味があるのかも知れませんが、個人的にはシンプルでインパクトのある塗装ということで大歓迎です (*^^*)。
もっとも、その割には結局先代の黒船電車も1カット (2枚目の画像) しか撮っていないんだよなぁ……と (冷汗)。その反省もこめて、今後ぼちぼちと2代目黒船電車 (リゾート21EX) も撮り貯めて行きたいと思っています。特に、私鉄電車の華ともいえる「ロイヤルボックス」(サロ扱い) を連結していますし……。