地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

ジャカルタ炎鉄録 (15) 東葉1000系新緑顔!

2009-09-08 06:54:00 | インドネシアの鉄道


 ジャカルタに3編成存在し、入線以来これまで元の姿を比較的保ってきた東葉高速車のうち、1060Fにつきましてはここに来てイキナリ大変貌 (?) を遂げました! ネットであれこれ情報を拾ってみますと、1060Fは去る6月、カンプン・バンダン駅で貨物列車と衝突し、正面を破損してしまったそうで……まさに保安機器の整備がまだまだこれからであることを伺わせる出来事ですが、その復旧のついでに顔や帯の色を、最近のジャボデタベック鉄道事業部のマイブームに合わせて黄緑+黄色に変更したということのようで、それがまさにこの姿!! もちろん、根っからの東西線・東葉高速ファンの方の中には「えぇ~?」と思われる方も思われるでしょうが、個人的には「カッコ良い……」の一言 (*^^*)。ブラックフェイスを軽快なグリーン・フェイスに改め、しかも正面の帯についても東葉高速の社紋に合わせて翼をイメージした模様にしているなんて、周囲の熱帯の風景にマッチするなかなか粋なセンスだと思うのですが、どんなものでしょう……(^^;



 しかも今回は一大収穫としまして、何と「日本橋」というレア幕を表示した1060Fが、午後3時の斜光線がかったド順光の中、深い緑とゴミだらけの風景がごちゃ混ぜとなった東線を走るシーン (1枚目の画像) を激写!! (^O^) う~ん、このアングル、当初の狙い目はやはり東線~ブカシ系統のエコノミーAC運用に入っていた東急8612・8618Fだったのですが、お目当ての東急車には乗ってしまい (^^;)、カメラを沿線で構え始めた頃には2編成とも日中のエコノミーAC運用を終え、夕方のラッシュが本格化する午後3時以降の中央線~ブカシ急行運用に入ってしまいましたので、結局は撮れず仕舞い。また撮りに行けば良いや、ということで……まずはその代わりに「東葉高速ニューカラー日本橋行」という感動的なシーンに巡り会えたことを喜びたいと思います。
 ちなみに、2枚目の画像も同じく東線を北上しているシーンですが……前後が入れ替わっており、この時点では南側が「日本橋」を表示しています (汗)。そのからくりは……環状線が完全な環状ではなく、たまたま環状線を一周する運用に入ってしまいますと自動的に方向転換されてしまうという次第。しかも、すぐに方向を戻すため逆回りの列車を設けるということをしていませんので、次回同じように環状線を一周するまではこのまま (笑)。そこら辺のユルさにものんびりと付き合えるかどうかで、ジャカルタでの撮り鉄の充実度も大きく変わってくるような気がしています (^^;
 ともあれ、以上で「Hibah=贈り物」車両を扱う第2部はおしまい。第3部は、インドネシア・オリジナルの客車列車やディーゼルカーを取り上げてみたいと思っております。その後で東急8000系列編です (楽しみは後にとっておくということで……笑)。