地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急恩田通信・憩うアントの奥に・・・編

2009-09-12 09:25:00 | 事業用車両


 一昨日、ほとんど神奈川県も同然 (?) な都内某所にて開催された、インドネシアの鉄道事情を語る宴席にお招き頂きまして、夕方6時から終電間際までビンタン・ビールを片手に極めて濃厚な話題で盛り上がるという最高に素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。私自身は、飛行機の中で覚えた付け焼き刃的なインドネシア語しか話せないというインドネシア超初心者ではありますが、そんな私でも温かく受け入れて下さったことに感謝感激です。幹事を担当されたseri8039様、そしてインドネシア現地との密接なつながりを持たれている大御所でおられる井上様・malaysian bagus様には心より御礼申し上げます。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます m(_ _)m
 ちなみにこの日は、そんな宴を前に少々時間を確保しまして、何と約2ヶ月ぶりに (汗) 恩田を訪問してみたのですが、時間は既に日も傾いた午後4時半過ぎ。2両のアントが一日の活動を終え、並んでくつろいでいるのみでした。しかし……ん?待てよ? ミニ検修庫の中の様子が……。



 そこでさらにズーミング! 何と……デキ3021は未だ大胡に運ばれておらず、係員の方々がボンネットに登るなどして、あれこれの点検作業中……。来月18日に大胡で公開され、その前に恐らく再塗装されるだろうということを考えますと、タイムスケジュール的にみて遅くともそろそろ陸送しなければならないはず。というわけで、デキ3021はまさに陸送直前の確認作業を受けているのでしょう。そんな、長年住み慣れた恩田での最後のひとときに巡り会えたことを嬉しく思う反面、デワやEDが既に解体された中、本当にデキもいなくなってしまうのか……という一抹の寂しさが改めてこみ上げます。
 しかしこれからは、同じ昭和初期の名品である上毛デハ101・104とともに、大胡所蔵の貴重な産業遺産として末永く愛され続けることでしょう。そんなデキ3021は最高に幸運な車両なのかも知れない……ということで、ますます来月の公開が楽しみになって来ました (^o^)。
 ちなみに、他の車両の状況ですが……(1) 伊賀鉄道向け1000系の改造と、行先不明な8090系の改造はぼちぼち進行中。長らく放置されていた屋外のクハ1011も、ドアを全て開けて車内と床下をいじっていました。8090系は側面帯を全て剥離。(2) 8091Fから抜かれて改造対象外となった中間車 (車番既になし) が、ヘロい仮台車を履いて放置中。