昨日、朝飯を食べながら『神奈川新聞』をパラパラ眺めていたところ、眠気が思わず吹っ飛ぶ驚きの記事を発見! 何と……来る10月14日「鉄道の日」に際して、東西の古都を走る江ノ電と嵐電が姉妹提携をする旨が、25日に発表されたとのこと! その後、複数のネットニュースサイトに同様の趣旨が掲載されていますので、詳しくはそれらをご参照頂きたく存じますが、とくに姉妹提携の目玉として、江ノ電には嵐電塗装、嵐電には江ノ電塗装の車両がお目見得するようです!! 江ノ電ではどの車種に塗り替えの白羽の矢が立つのかは不明ですが(でもまぁ無難に1000形? 305Fは最近検査を受けたばかりですのであり得ないと予想 ^^;)、嵐電では是非昭和の良きスタイルを今に伝えるモボ101かモボ301に塗って欲しいものだ……と思っております(*^^*)。あるいは大穴としまして「なんちゃってレトロ」なモボ21(最近何度か京都出張撮り鉄で訪れても、何故か未だに見たことも乗ったこともないという……^^; 北野線中心の運用?) に、これまた「なんちゃってレトロ」な江ノ電20形の塗装を施すのかも知れませんが (笑)。
ともあれ、併用軌道も存在する緑豊かな古都の粋な風景の中を走るふたつの私鉄が協力し、互いを宣伝し合うというのは良いことですね~。江ノ電の駅でイキナリ富士急ミ○○カ電車の広告をドドーンと貼られても、やはりピンと来ませんので (爆。ま、これはこれで富士山が見える私鉄つながりなのかも知れませんが ^^;)。
というわけで、今年に入ってから少しずつ撮りためたモボ101 (何故か来るのは103メイン) の画像をアップしてみることにしますが……それにしても、今回の姉妹提携はとくに嵐電の側が江ノ電に対して強くラブコールを送って来たのではないか、と何となく予想しております(あくまで個人的な推測です。すみません)。と申しますのも……むかし80年代に半鋼製・ニス塗り車内のモボ111・121目当てで嵐電をたびたび訪れた際と比べて、明らかに嵐電は客数が減って台所事情が苦しいのではないか……と推察せずにはいられないためです。
周知の通り、かつて国鉄山陰線が長距離鈍行主体の超閑散ダイヤだった頃は、嵐山・嵯峨野観光に国鉄を使うという選択肢はフツー有り得ず、四条大宮で阪急電車またはバスから乗り換えて嵐山に向かう嵐電は非常に賑わっていたものです。しかし、その後JRWアーバンネットワークの攻勢は著しく、JR京都駅経由の流れが一般化したことに加え(→打撃を受けた阪急京都線の特急が実質「急行」化……)、地下鉄東西線が開通したことによって京都市街中心部からも二条乗り換え→山陰線で嵐山へ向かう流れが加速しているように見受けられます(その後東西線は太秦天神川まで開通し、嵐電へのアクセスも便利になりましたが、余り利用者は多くないような印象も……)。
こうした要因が重なって、嵐電の利用者はどう見ても昔ほどではない……と心配していたのですが、先日の出張撮り鉄の際には衝撃的な光景に遭遇……。山陰線で少々撮り鉄をした後、JR太秦駅から歩いて帷子ノ辻に向かい(徒歩すぐ)、嵐山まで嵐電に乗ったところ、ただでさえ少ない利用客が嵯峨駅前までにほぼ下車してしまい、嵐山で下車したのは私を含めて2名……(@o@)。観光オフシーズンの平日であるためかも知れませんが、観光にて最適な午前10時着の電車でさすがにそれはないだろう……と (-_-;)。華やかに飾られ広々とした嵐山駅の構内が、何だか泣いているように感じられたのでした……。
というわけで、モボ101、良いですよ~♪ 車籍上は堂々80歳! 釣掛は響きまくり、淡いグリーンの化粧板にブルーのモケットがまさに昭和! 皆さん思い出したら乗ってやって下さい……。そんな嵐電が江ノ電との姉妹提携で今後より活気づくことを願っています。福井支社での不幸な経緯を同様、万が一資金不足がたたって事故が起き、経営をやめてしまうなどという事態になるとすれば、それこそ趣味的にも一大事ですので……。