地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

黄色いDD5512の傍らで客車列車を撮る

2010-08-11 14:15:00 | インドネシアの鉄道


 西ジャワの田舎町・ジャティバランで余生を過ごしている神奈臨DD5512と再会したついでに、真横の複線を行き交う客車列車を少々撮影してみました。一応大幹線ということで、ピーク時には片方向あたり毎時4本程度の列車が行き交っていることがネット上の時刻表から読み取れるのですが、実際にはダイヤ乱れの度合いによってどれくらいの間隔で列車が運行されるか分かりませんし、とにかく今回はDD5512が最優先でしたので、今回は具体的にどのような列車が何時にここを通るのかをメモに控えておりませんでした。というわけで、たまたまやって来た際には「ラッキー」という感じで激写……(笑)。
 まず1枚目は、オール3等11両+食堂車の中距離急行「Tegal Alum」、トゥガル発ジャカルタ・コタ行。始発駅からここまで約2時間半ほどの道程ですが、駅の時刻表と照らし合わせたところ、何故か1時間以上遅れでありました……。長編成非冷房客車のデッキに客が鈴なりな状態は、個人的に今から約30年前の常磐線上野口客レを思い出します (遠い目)。青一色ならなぁ~(^^;



 いっぽうこちらは、1等1両+2等7両+食堂車の「やや遠距離」特急「Fajar Senja Utama Semarang」、ジャカルタ・パサールスネン発スマラン行。2等車 (ビズニス) は非冷房転クロですので、3等車ほどのボロさは感じないものの暑苦しさが漂います (汗)。でもそういえば非冷房転クロは台湾のスハ44風客車と近似スペックですので (台湾のスハ44風は回転クロス)、いずれ是非一度乗ってみたいですね。
 なお、グレー+オレンジ+白のArgo編成は、今回のジャティバラン訪問では撮影しそびれたのですが、巨大屋根つきホームで上り列車を待っていた際に通過シーンに遭遇しました。ホームで列車を待っている客に向けてしばし「アワース (注意)!」などと大音量のアナウンスが流されたのち、時速100km/h超の長大編成が、電気式DLの釣掛サウンドも高らかに「グォォーーッ」と猛スピードで通過! 屋根の下にはしばし余韻が残り、何とも言えない迫力でございました……(^^)。


駅前には、近隣から人々が押し寄せるバザールが。
バイク多過ぎ……そこにクルマも突っ込んで、しばしば身動きが取れない状態に。



駅前から大通りに出る道も店がびっしり。
贅沢さえ言わなければ、庶民的な衣食住に関するあらゆるものが揃いそう?



 押し寄せるリキシャーの運ちゃんも陽気♪ どこに行ってもカメラを見かけてポーズをとる人が多いのは、旅人兼カメヲタとして楽しい気分に浸れます。