このたび南海高野線は、高野山ケーブルを含めた全区間の開通から80周年を迎えましたが、最近では首都圏の駅でも活発に広告を打つなどして宗教観光路線としての価値をアピールしてきた結果、ここ数年で末端区間の利用客が2割増えた云々と(昨日怪社でいろいろな新聞を読んでいたところ、どこかに載っていました ^^;)、なかなか景気の良い話が多いようです。個人的には、予約が簡単には取れない「天空」の存在感や盛況ぶりがかなり大きく効いているのではないかと思いますが、東京でも以前表参道、来月新丸ビルで主に女性を対象に「高野山カフェ」(でしたっけ?)を期間限定でオープンし、所謂巷の「パワースポット&ヒーリング」ブームに訴えていることなどもそれなりに効を奏しているのでしょう。
(※個人的には雑誌『○ー』系や女性向け雑誌系の話題は興味ございませんので、末尾2行に関するコメントはご遠慮下さいませ ^_^:)
しかし……そんな南海高野線で全線開業80周年HMを一部の編成に取り付けていることなど露も知らずに。今回阪和線で撮影した後に三国ヶ丘(=南海と阪和電鉄の合併と、大和合ムード演出の象徴……すぐに阪和線は鉄道省に吸収されてしまったわけですが……)にて高野線に乗り換えた私は思わずビックリ! 最前部にかぶりついて (^^;)、久しぶりに乗る高野線の撮影好適地をロケハンしていたところ、早速すれ違った8200系に何やら「80」と書かれたヘッドマークが……。その数分後、改めて難波からやって来た8200系にも同じHMあり。しかし、6000・6200・6300系など他の編成には全くついていないため、「うむむ……少数派の8200系に限って何らかの目的でHMが付いているらしい。しかし8200系は6連3本しかない……。これから短時間、日暮れ前の新今宮で撮り鉄をするとしても、多分もう撮れないだろう」と諦めたのでした。
ところが、天は我に見方せり! 新今宮にて主に南海本線の下り列車を撮るべく4番線に陣取っていたところ、ををっ何と! 後から来た急行難波行がHM付き8200系!! (^O^) 3本目がこうして絶妙なタイミングで現れてくれるなんて、有り難や有り難や……。そこで高野線上り兼南海本線下りホーム (2・3番線) に移動し、区間急行三日市町行として折り返してきた8701F (という呼び方で良いのでしょうか?) の雄姿を激写!! その後デジカメの再生画面をクローズアップして、初めてこのHMが高野線全線開通80周年を意味することを知った次第です (^^;;
ちなみに南海8200系といえば、界磁チョッパを採用した東急車輌製ステンレスカーということで、言わば南海版東急8000・8500系ですが、額縁状の正面は同時に東葉高速1000系を思い出させるわけでして、ジャカルタから戻って来て間もない私は何やら非常に不思議な気分にとらわれたのでした(笑)。