かつて小田急の朝ラッシュアワーといえば、通勤通学需要が最も旺盛だった80年代においてもほぼ全線複線であったことから、最も列車が集中する下北沢前後の区間ではどの列車もチャリンコ並み、否それ以下のトロさで、しかも車内の混雑は現在のそれすらも夢のように快適に思えるほど超絶ハードを極めたものでした。大学の授業時間の関係で最混雑時間帯の急行をやむを得ず利用しようものなら、ドア間の一番中間の座席の前に立っていても猛烈な圧力が背中に加わり、着席者及び窓に向かって倒れてしまわないよう激しく腕を突っ張っていたために、思い切り腕力が強くなるという副産物も……(苦笑)。多摩川を渡ってから下北沢に着くまでの約30分間 (確か。とにかくトロかった……-_-;)、線路脇の「複々線高架化断固反対」なる立て看や幟を眺めるたび、どれほど×意が湧いたか……というほどですし (滝汗)、そういうときに限って激しく便意を催し、何度絶体絶命の脱○フィーバー直前に至ったことか……(お食事中の方には大変失礼。しかしそれこそが、小田急の「終わっていた混雑史」を語るうえでの鉄の真実なのです。そもそもお食事中にこんなショーもないブログをご覧になるのは止められた方が良いかと存じます ^^;)。
というわけで、複々線区間が伸びゆくごとに心の底からの快哉を叫んだものですし、梅ヶ丘~和泉多摩川間の複々線化完成によって快速急行という名の「神列車」が誕生し、猛スピードで高架線や地下トンネルを通過して行くたびに、「反対派住民ざまぁみろ! かつて超ノロノロ運転を強いられた区間は全部通過じゃ! お前等は目の前を走り去って行く快速急行の偉大さなど永遠に理解し得ないのだ!ガハハ!」という黒い笑いがこみ上げて来るのです (爆)。しかし勿論それは、自分自身が遠距離通勤を強いられているという冷酷な事実を脇に置き去っただけの負け犬の遠吠え、あるいは歪んだ精神勝利法であるに過ぎません。本当の勝ち組は、ラッシュアワーでも余裕な乗車率で、しかも新宿までそれほど時間を要さない近郊各停を利用できる、複々線区間沿線民であるのですから……。
おっと話題が思い切り脱線してしまいましたが、そんな小田急の複々線化工事もいよいよ佳境に入り……小田急公式HPによりますと、来る3月23日に東北沢~世田谷代田間がとりあえず複線として(将来の緩行線を使用)地下に移行することが決定! また、同時に時間調整を兼ねてダイヤ変更を行うようです。今後はより地上に近い急行線の工事が急ピッチで進み、代々木上原~和泉多摩川間複々線化完全完成による一大ダイヤ改正が実現することになるのでしょうが、まずはたまにシモキタを利用する者として、新地下ホームを利用するのが楽しみですね♪ もっとも、地下3階ということで、井の頭線との乗換には時間がかかりそうですが……。また、今後はシモキタの駅周辺整備にもメスが入りそうですが、あの雑然とした「昭和の駅前風景」が保たれるのは悪い話ではないと思うのは私だけでしょうか。まぁ、某模型メーカーのシモキタ店は、煙草臭すぎるのをはじめとして雰囲気が悪いですし、板キットをテキトーに組んでヘタクソに塗っただけの超駄作を完成品としてボリ値で売っているほどですので、どうなっても構いませんが (汗)。
画像は、あれこれ探すのが面倒ですので (^^;)、先日の大雪の際の3000形を。雪が付くと多少は写欲が上がりますね……。とゆーか、君の性能の素晴らしさは毎日利用してよく分かるので、そのツラを全部付け替えてもらい給え! (爆)