地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東武伊勢崎・日光線系統ダイヤ改正発表!

2013-02-15 00:00:00 | 大手民鉄 (東武)


 重大な変化を迎える東急東横線に限らず、毎年この時期になると私鉄各社のダイヤ改正をめぐる発表が気になるものですが、昨日には東武伊勢崎・日光線系統のダイヤ改正が発表されました! 東武公式HPに掲載されているPDFファイルを見てみますと、優等列車の業平橋、もといスカツリ駅停車増や、客数が増えつつある半直の本数を微増させるといった、大まか予想がつく話はさておき、全体的な印象としては……やはり電気料金値上げ&節電という御時世に合わせて、余計な見栄を張らずに実際の利用客数に合わせた本数・両数とすることに努めたものと言えそうです。とくに日中の区間準急廃止 (竹ノ塚行き普通化) は、半直急行の陰で地味~な存在感に終始していたのみならず、せんげん台等での長時間停車による鈍足ぶり、そしてそれ故のスカスカぶりが目立っていたように思いますので、各駅停車サービスは一律に日々直に任せて「急ぎたいヤツは一律に急行にどうぞ~」と仕向ける方針はそれなりに妥当だと思います (もっとも、日中の竹ノ塚~久喜間では地上用4扉車が全く運用されないという、かつて想像だにしなかった事態が! @o@)。また、館林以遠の日中ワンマン3連増加や、日光線ミクリ~新栃木間普通の日中30分間隔化も、まぁ確かに利用実態に即していると言えましょう……。 



 そして、個人的に最も気になっていたのは、6050系による快速・区間快速の動向であったことは言うまでもありません。6000系由来の下回りを持つ編成については、下回りの新造から来年で半世紀となる中、自ずと6050系の後継車両をどうするのか、それとも快速自体を廃止するのか……ということをどうしても想定せずにはいられませんでしたので……。
 そこで東武が今度のダイヤ改正にあたって示した当面の最適解は、利用客が多い時間には従来通りの本数を確保し、傍目にも空いている時間帯は2時間間隔として、総体として快速・区間快速を現在の約3分の2とするというもの。加えて、区間快速の停車駅が見直され……現在の上り快速と同じくトブコ~新大平下間でも快速運転に!! これで所要時間が18分も短縮されるということですので、如何に従来の区間快速が鈍足であったかが分かろうというものです (汗)。もっともその代わりに、従来の上り快速が区間快速に吸収され、上り快速は臨時でも運行されない限り消滅ということに……(-_-)。まぁ以前何度も撮ったことがありますので、今さら焦ることはありませんが。
 というわけで、個人的には早朝の下り快速がそのまま温存され、かつ新栃木以北ではローカル普通を含めて従来通り1時間間隔が保たれる (多分) ということで、とくに文句はなく一安心……という気分です。しかし、浅草口で撮り鉄する際に2時間に1回しか6050系が来ない (しかも急行線を10000系や30000系が走らない!) というのは何ともやりづらいものがありますし 、所要数減となる6050系に今後どのような変化があるのか (廃車、それとも波動用?)、引き続き注目して行く必要がありそうです。