これまで個人的にミトーカな車両はデザインとして首肯できず、当ブログでも例えば和歌山電鐵転換後の貴志川線を訪問すれば自ずと当たるミトーカ車両をアップしていなかったのでしたが、ついにそんなタブーを破らざるを得ないときが来ました。だってぇ、富士急6000系の営業運転シーンを初めてナマで眼にすると、どうしてもドキドキするんですもの……(汗)。そう、デザインではないのです! 205系の田の字窓初期車が伊豆急TB編成・クモハ8250と同じようなちょんまげ前パンを振りかざしているというスペックに関心があるのです!
というわけで、他所で撮影した厖大なカットのアップも捗らない体たらくでありますが、昨日淡雪の富士急を訪ねた際の記録を連載して参りたく存じます。
昨日は、大雪の予報に身構えたJRが遭難辛受苦もとい湘南新宿ラインを全面運休するなど主要路線の本数を大幅削減した結果大混乱が起こったものですが、個人的には休みであったことから、ならばそんな世情とは関係なく (^^;) 雪中撮り鉄しなければ勿体ない!と思いまして、足回りを登山靴でバッチリ固め、いざ南関東近辺の中でもとりわけ積雪が増える傾向がある中央線方面へ! しかし……意外にも、小仏トンネルを抜けるとうっすらとした積雪すらなく (津久井よりも、帰りに通過した相模原市街の方が雪景色とはこれ如何に?!)、折角早起きしたのに激しく意気消沈……。とはいえ、梁川を過ぎるとうっすら雪化粧となったことから、気を撮り直してより標高が高い富士急に注力することにした次第。まぁ、撮りたかったあの車両がやって来てくれましたし、6000系が一通り揃って以来の、1000系を含めた運用がどうなっているのかを確認出来ましたし、すぐに融けてしまいそうな積雪でも無いよりはましですので、訪れた意味はそれなりに大きかったと思っております。
う~ん、それでもやはりドカ雪になって欲しかったです (^^;)。激しい降雪によってマスクに雪が思い切りこびり付けば、如何にもミトーカ的なロゴマークが覆い隠されることにもなりますし……(-^_^;0。
なお6000系の車内ですが、違和感ありありな貫通路の暖簾さえなければ、まぁミトーカといえども至って205系なのだなぁ……ということで、悪いイメージばかりではないように思った次第です。あと平日の真っ昼間は、基本的に6000系は河口湖で昼寝のようです (偶々かも知れませんが)。