昨年夏に発表されて以来しばらく秘密のヴェールに包まれていたGMのエヴォリューション・シリーズ、ついに第一弾として103系非ユニット窓冷房車が発表されましたね……。とりあえず個人的には、他に作ろうとして購入したまま組んでいないキットが数多くありますので (滝汗)、とりあえず本当に前口上通りに既存の如何なるモデルと比べてもリアルな造形となるのか否か様子見のつもりですが、是非「創る楽しみいっぱい」精神の永続のためにも、期待通りの出来となって欲しいものです。出来ればいずれ、このエヴォキットを使ってジャカルタの103系低運を創りたいなぁ……と (果たして何時のことやら ^^;)。
そして、いずれは旧国もエヴォ化されるのではないかと想像しますが、それはそれで楽しみであるとしても、やはり切り接ぎによって一両ごとの微細な差違を表現しやすい板キットにも一日の長があるのではないかと存じます。まぁ、そんな考え自体、今や完成品全盛の世においては酔狂な異端なのかも知れませんが……あれれ?まだキット製作に手を染めて4年にしかならない初心者の自分は、一体何時からそんな酔狂な切り接ぎ工作派になってしまったのだろうか……(爆)。恐らく、そんなへっぽこ野郎でさえもハードコアな切り接ぎの道へとのめり込ませる何かが《旧国》というジャンルにはあるのかも知れません。
というわけで、昨年の今頃製作を始めたものの、遅々として製作が進まない御殿場線73系の存在を思い出しました (汗)。昨年3月のダイヤ改正を控えて俄に湧き起こっていた御殿場線ブームを横目に「てやんでぇ、オレの御殿場線といえば73系だ」という強がりとともに怒濤の切り接ぎ工作からスタートしたものですが、やはり何のかの言って手のかかる難物であることは否めず、計画の全8両中すでに落成したのはサハ2両のみ……(苦笑)。そして、既に塗装が終わっているはずの三段窓クモハ73・2両は、うち1両の屋根配管に色差しをしたのみで、そこから先の進展なし (滝汗)。全く以て、要領が悪く進歩しない自らのへっぽこぶりを思い知らされるかのようです (^^;;)。
しかし、あっという間に製作開始から約1年経ってしまったことに驚愕と戦慄を覚えてしまったからには、初心貫徹のため指を動かさなければなりません。昨年末に車体を組んだ (または着手・シルヘッダー貼りをした) 計4両にもスカ色を塗り、三段窓クモハ73と合わせて計6両について色差し・インレタ貼り・床下廻り工作を推進して行くことにしました (グレーの仮台車は無視して下さい)。とはいえ、そんな意気込みが空回りするかの如く、マスキングを剥がしてみたところ結構ポロポロ剥げまくり……(T_T)。とくに全金クハ79の状態は「惨状」としか言い様がありません。うーむ、ちゃんと車体を洗ったはずなのですが……全金73系箱キットは塗装の喰いつきが悪い素材だったりするとか……そんなことはないか。これもまた己のへっぽこぶりの表現に過ぎず、今後じっくりと時間をかけてタッチアップせよという天の声なのかも知れません。
まぁ何はともあれ、御殿場線を作り終えたあとは飯田線旧国の続編や阪和・片町テイストな旧国編成を作りたい欲求がにわかに湧き上がっておりますので (←片町線に乗ったこともないというのに、昔の画像を本で眺めていると……^^;)、少なくともTOMIXから御殿場線ハイグレード73系第2弾が発売されるまでに完成するよう努めたいものです。3月の東南アジア遠征以後結構忙しくなる予定であることから、下手をすると大幅遅延してしまいそうですが……(滝汗)。
ここまでひどい剥がれ具合ですと、もう自虐的になるしかありません (爆
ま、ぼちぼち丁寧にタッチアップして、次第に見てくれが改善して行くにつれてニヤニヤするつもりであります……。