たかだかヤンゴンに4泊の滞在のみでは出逢えるはずもないでしょうが、そういえば約3年4ヶ月前に日本の鉄路最後の旅をして南国へと向かった北斗星罐DD51とスシ24の未公開画像がありますので、とりあえずビルマ (ミャンマー) ビザ申請記念として、少々アップしてみましょう。DD51はぼちぼち運用されているそうですが、スシ24はネット上での目撃録を見たこともなく、一体何処へ行ったのやら……。
そのついでに (?)、こんなところに書いてもほとんど誰も参考にしないであろうことは百も承知ですが、鉄ヲタな方で今後ビジネスや観光などでヤンゴンを訪問しようという方もいらっしゃるでしょうから、現下のビザ取得をめぐる状況について簡単に備忘録を記しておきます。
初めに結論から申しますと……昨年から日本でもビルマに注がれる視線が熱くなりつつあることを受けて、ビザ申請は粘り腰と時間的余裕が必要です。
まず、大使館公式HPによりますと、ビザ申請から受領までの所要時間は1週間とありますが、一昨日私が申請した時点では10日となっていました。日本の建国記念日が入るためか、あるいはビルマの記念日か何かが入るためなのかも知れませんし、はたまた少人数の領事部員で大量のビザ発給手続をしているために余計に日数を要していると考えるべきなのかも知れません。他の国であれば、割増料金で在外公館での特急ビザ発行を受け付けるところもあるでしょうが……。というわけで、「7日」という文言を真に受けて、出発8~10日前に申請に来た人は、ことごとく受付で絶句→爆死状態に陥っておりました。私の目の前に並んでいたパッカー風のおっさんも同じ憂き目に……(滝汗)。
そこで彼らは、航空券のキャンセル料を払って出発を遅らせるか、はたまた旅行自体の中止のいずれかを選ぶ羽目になります (@o@)。このような運命を回避するため、予定が決まり次第、遅くとも半月前までに申請するに越したことはないようです。ビザの有効期限は発行から入国まで3ヶ月以内ということですので……。
それはさておき、ビザの申請・受領を行う領事部に向かうには、まず正門の重い鉄の扉を開けて守衛所にて記帳し、正面玄関左から入ることになりますが、中に入ってビックリ! 狭いロビーにはビザ申請&受領者の行列がとぐろを巻いた状態に……(滝汗)。申請と受領が全く同じ窓口で、団体客と個人客の区別もなく、受付担当が通常1人しかいないためなのでしょう。とはいえここは日本ですので、至ってまったりと秩序ある行列ですのでご安心を。何処に行っても電気警棒を持った公安が居丈高に「排隊!別擠!別挿隊! (並ばんかいオラ!押しくら饅頭すんじゃねぇ!横入りすんじゃねえ!)」と怒鳴り散らしているC国とはわけが違います (笑)。私の場合、並び始めてから受理されるまで50分かかりました……。というわけで、申請・受領ともに十分な時間的余裕をとることをオススメ致します。
なお、申請料3000円の振り込みは、口座として指定された○井○友銀行五反○支店に行って手続きするのが一番手っ取り早いです。受付の行員の皆様も「またミャンマービザの客が来た」と完全に心得ており、国際送金用書類 (在東京大使館ではなく直接本国財務省の収入になるようで……) をスッと出してくれて「ここにこう記入して下さいね」と教えてくれます。
まぁ有り体に言って、将来的にはビザ免除にして頂ければ、またはインドネシアのように事実上入国税徴収としか思えない簡単なビザ取得を空港で済ませられるようになれば、時間の都合で短期間しか訪問できない人間にとっては非常に有り難いですね……。これだけ苦労して取得するならば、半月以上はのんびりウロウロしなければ気分的に元が取れないような気分すらします (-_-)。とはいえ、大使館に出向いてビザを取得するという古典的な手続きを経て訪れるのも、面倒を克服した分だけの楽しみが待っているというものなのかも知れません。