地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

第四ジャカルタ炎鉄録 (38) メトロ6106F

2013-07-09 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 リンク頂いております『イヌゲージ鉄犬』様において「トーヨコさんの哀話」と題する究極の超短編 (未成年の良い子の皆さんは絶対に見てはいけません!) が掲載されてから早いもので約1ヶ月。その、ちょっと御下品ながらも、余りにも事の本質を激しく突きまくった内容には、思わず腹が100回よじれるほどの衝撃的な黒い笑いを禁じ得ないものがあります……(滝汗)。その中の登場人物・グリーンのファッションがオシャレな六代さん (TM6000) は、主人公の後妻となった七楽さん (TM7000) とともに昔は美人で、ジュリアナで羽根付き扇子を振ってモテモテだったところ (嗚呼何というオッサン以上ネタ……)、今でもトキワさんやオバQさんと……というくだりに至っては、思わず口に含んだ茶をブッと吹き出さずにはいられないものがあります。だとすれば六代さんの、ジャカルタに嫁いで真っ赤な厚化粧をした分身に至っては、オバQさんの代わりにさらに東急さんや東西さん・武蔵野さん・三田さんともアレな関係になってしまうのではないかと……(爆)。



 というわけで、以来およそ平常心でメトロ6000~8000を眺められなくなってしまったワタクシですが (笑)、何はともあれ昨年8月の訪問時における最大の特徴は、常磐203と千代田6000が全面的な活躍を開始し、ややもするとボゴール線は「千代田~常磐線かよ!」と思わず叫びたくなるほどの状況を呈していたという点にあります。まぁ確かに、VVVF化の対象にならなかったメトロ6000系のうち、部品取り用として全車廃車になった一部編成 (美しい車内を誇る最新編成6135Fも廃車解体となったのはショックでしたが、一部機器絶不調だったそうでやむを得ないでしょう) を除き、ごっそりと多くの編成がジャカルタに渡ってきたとなれば、メトロ6000系が一気に巨大派閥になるのも当然というものでしょう。もっとも、リンク頂いておりますお馴染み現地発信ブログ『JABODETABEK COMMUTERS NEWS』様によりますと、メトロ6000は機器が非常に繊細で、不安定な電圧にしばしばやられるため、最近は大量の故障・離脱編成を出しているとか……。いずれは現地独自の仕様変更で、電圧変動に強い機器が採用されるようになれば、そのとき初めてメトロ6000も最大派閥として大手を振って快走できることになるでしょう。
 そんなメトロ6000系、昨年8月には計3本を撮影しておりますが、まずはこちら……正面車番が緑のままの6106Fです。他の編成では黄色車番に変更している場合もある中、何故か緑のまま……という感じですが、どんなもんでしょうか (^^;)。
 なお、この撮影の時点では、6106Fはこのまま永きにわたりジャカルタの主力として活躍を続けるものと信じて疑わなかったのですが、人の運命と同様に電車の運命もどうなるか分かりません! リンク頂いております『JABODETABEK COMMUTERS NEWS』様によりますと、現在6106Fは致命的な故障があるらしく、パンタを他の車両に供出するなどして完全にデポックの肥やし状態に……(T_T)。東急8613F「JALITA」、さらにジャカルタ入り以来一度も営業運転出来ていない203系マト52編成もそうですが、このKCJ標準・赤+黄色帯にすると故障しやすくなるような気がしますので、メトロ6000系の一部編成も親会社KAIに所属替えして青+黄帯にならないかなぁ~と思っているのは私だけでしょうか?