富山地鉄公式HPにおける告知によると、当面17480形の運用は固定運用とされ、休日はまず上滝線を往復したのち立山へ入線することになっています(勿論、検査の都合で終日運休となることもあるでしょう)。そこで、究極の暴れ川として知られる常願寺川の治水事業にかつて携わった外国人技師が「これは川ではない、滝である」と語ったことでも知られる壮絶な山岳ゾーンに東急電車が営業運転で初めて乗り入れるシーンを記録せねば!という一心で、立山行きの始発急行で一旦立山に向かい、そのまま折り返して千垣界隈へやって参りました。
この山岳区間における最大かつ超定番の撮り鉄スポットといえば、泣く子も黙る千垣鉄橋。しかし、電車を大きく撮りたい私としては、真横から遠望するアングルは余り好きではなく、しかも紅葉直前かつ光量が少なくドスい色の緑の峡谷ということで、8590を撮っても余り写真映えしないなぁ……と思ったのも事実。そこで、フツーにブラブラと歩いてテキトーなところで「これぞカーブと急勾配三昧の立山線で悪戦苦闘している雰囲気がありまくりだな♪」と目星をつけて待つことしばし……やって来たのは10030南瓜色でした。一体何故……(号泣)。
そこで一旦電車まつりに向かうべく、折り返し10030に乗って稲荷町に着き、二階建て編成を撮ったり物販コーナーを冷やかしたりすることしばし……何と、17481Fはフツーに所定の上滝線運用に戻ってやって来たではありませんか (激泣)。昨晩の懇親会でお会いした方に伺ったところ、何とまぁ、一旦入庫して再び出庫したとのこと。何があったのか……。そして結果的に言えば、わざわざ10030南瓜を撮るために山岳ゾーンに分け入ったとは……(-_-;)。
というわけで、上滝線の2往復目はみすみす逃してしまいましたので、3往復目を撮るべく上滝線方面に向かったところ、うわぁぁぁ……上滝線撮影は晴れると架線柱の位置からしてやりづらいというのに、そして折角それまで曇っていたというのに、17480の3往復目を撮ったときに限ってドピーカンに晴れ、側面ツブれまくりになったという……(滝泣→上滝線内のカットはそれゆえアップ省略です -_-;;)。上滝線で直前に10030南瓜を撮った際には首尾良く曇りましたので、もう運気的に見放されていると申しますか何というか……。ぐぬぬ……10030も南瓜色ではなく別の色であれば気分も盛り上がるのですが (爆)。
何はともあれここまでの時点で、上滝線運用はちゃんと入り、立山線運用には入らなかったことから、「まさか立山線運用は観光客もまだまだ乗るシーズンであることから意図的に17480を外しているのではないか。したがって午後の立山行も別の車種で代走なのではないか……」という疑心暗鬼が脳内を埋め尽くし、果たして1本前の立山行に乗って千垣界隈にリベンジしに行く価値はあるのか??という煩悶に襲われたのでした。しかし……既に全線での通常営業一番列車(@上滝線)に乗って撮った以上、立山線通常営業一番列車も激写しなければ、今日一日何のために富山に留まっているのか?ということにもなりかねません。
そこで……どうせ夕方の「はくたか」指定券を買っているだけに、敢えてギャンブル一発勝負に出ようと思いまして、岩峅寺からは山岳区間へ。朝方17480の山登りを待ち構えた場所に再び立つことしばし……やがて山峡に車輪のきしみを響かせてグイグイ登って来たのは17481F!! (*^O^*) そう……まさにこの、秩父でも長野でも撮れない33‰急勾配での力強すぎる表情を (秩父は意外にも、貨物対応のため急勾配ではなく、長電は中野以遠に8500系入線不可……)、立山線営業一番列車で撮りたかったのです!!!! その後は、立山から折り返して来た17481Fの急カーブ通過シーンを、生い茂るススキとともに激写!!! いや~ホント、東急8000系列の中でも最も険しいところを走っている雰囲気を完璧に表現しきって大大満足です♪♪ ま、出来れば今回の2カットは朝の内に撮影を済ませ、午後は千寿ヶ原界隈で17481Fを撮りたかったのですが……。積雪期の課題ということになりますが、冬期は如何せん立山線の本数が少なすぎます……(苦笑)。