地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

伊勢の細道2013 (1) 北勢線三岐塗装

2013-11-24 00:00:00 | 地方民鉄 (中京北陸)


 伊勢の国が式年遷宮で千客万来の大賑わいとなっている今日この頃ではありますが、その一方でヲタを除けば余り知られることなくひっそりと走るローカル線もあるわけで、式年遷宮で伊勢の国を意識するにつけ、そういえばこの一帯で撮り鉄をしたのも四日市・海山道貨物の最後を撮って以来ご無沙汰だな……と思い当たりました。そこで、先日の京都出張ついで鉄に際しては、朝から夕方の用務(会議出席)までまるまる時間を確保出来たことから、近鉄&元近鉄のナローゲージに焦点を当てまして、まずは早朝の「のぞみ99号」で名古屋入りし、さらに関西線に乗って降り立ったのは桑名! 養老鉄道に乗りたいのもやまやまですが、とりあえずは久しぶりに北勢線モハ270の釣掛シャウトを楽しむべく、西桑名駅にて三岐鉄道一日乗車券をゲット♪ 高速化対応が終了したとは言いながらも結構低速で必死に勾配を登って行く奮闘ぶりを満喫したのでした……♪♪



 とりあえず今回の北勢線訪問にあたり嬉しかったのは……撮影時には基本的に広告ラッピング無し編成に当たったことであります (^o^)。周知の通り、伊勢エリアの近鉄&元近鉄路線には、複数企業がスポンサーとなったド派手なラッピング車が走っており、某コンサルタントはまだマシであるとして他の会社のそれは結構鬱陶しいわけですが……少なくとも先日の時点の北勢線では全体ラッピング編成ゼロ!! 戸袋窓や戸袋部分に某病院のステッカーが貼られた編成が最もハズレとなっており、こんな感じで純粋な三岐標準塗装姿を満喫出来たのでした……(*^^*)。1M2Tまたは1M3Tというムリヤリ気味な編成においてパワフルな役目を担う胴長 (?) なモハ270が魅惑的であるのは言うまでもありませんが、三重交通時代から連綿と引き継がれた連結面丸妻車がそこはかとなく醸し出すオールドタイマーぶり (全面的にリニューアルされたマスクだけを見ると「へ?」と思われるかも知れませんが)も見逃すことは出来ません。
 今回、一応試しに (^^;)。西桑名方の先頭クハにも乗ってみましたが、モハ270に乗ると全身にビンビン伝わってくる凄まじい轟音と震動が全くなく、ただのんびりと静かに細い線路上を転がっているに過ぎないことが良く分かり(何せサハを2両も挟んでいれば……)ある意味で全く対極的な面白みを知ってしまったのでした (笑)。勿論、今後再び乗るとしたらやっぱり電動車ですが……(^^;)。
 とまぁこんな感じで北勢線を撮ったものの、今回はこれらのカットもあくまで余興に過ぎません (爆)。では本命とは一体……? 既にお気づきの方もおられるでしょうがまた改めて (^^;)。