地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

第五ジャカルタ炎鉄録 (12) メトロ6115F

2013-11-18 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 ジャカルタに到着した205系は続々とデポックに運び込まれ、年明けのダイヤ改正に合わせて就役するべく鋭意改造開始……ということで、去る8月にデポック電車区にお邪魔した際の記録の続きです。このときの圧巻な光景は離脱した非冷房車の大量留置シーンでしたが、もう一つ特筆しておきたいのが、メトロ6115Fの出場ホヤホヤ姿!! この編成、私が2年前に訪問した直後の2011年8月下旬以後試運転→営業開始となり、ジャカルタにおけるメトロ6000系大増殖の先駆けとなったものですが、それゆえに昨年8月に初めて撮影した際には既にそれなりに使い古した雰囲気となっていました (^^;)。しかし早いもので、デビューから約2年経った結果、全般検査を受けて改めてピカピカな姿となりましたので、ようやく2年前に撮りそびれたことの溜飲を下げた思いです (笑)。



 とはいえ、この6115F、8月の訪問時点では出場試運転の結果がどうも宜しくなく……全く運用復帰の目途が立たず事実上の休車状態でした。折角正面車番が白文字となり、かつ正面の白帯も太くなり、全体としてかなりイケメン度が増しただけに、機器の安定性が回復し、あるいは補充部品(&代替部品)の潤沢な調達にも目途がつくことにより、深刻な車両不足の解消に一役買って欲しいものだと思うのですが、果たして……。一気に運び込まれている205系が今後運用入りすれば、不調気味な6000系の修繕は後回しになってしまうのでしょうか??
 なおデポック電車区にはこの他にも、10連で輸入し整備したにもかかわらず営業運転は8連で行われているために抜かれてしまった中間車2両が、至るところにゴロゴロと……。妻面貫通路が狭い貫通扉に改造された車両 (この画像は6112Fの中間車) の場合にはまだマシですが、キノコ形貫通路の車両の場合には、幌がダラ~ンと垂れ下がり、風雨も車内に入りやすく、今後がかなり心配です……。果たして10連化計画はどうなっているのか、それとも10連化はやらずに、これら余剰中間車をかき集めた改造顔8連が出現するのか、引き続き要注目でしょうか?