地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

近鉄特急の新型自動発券機万歳!

2013-11-17 00:00:00 | 大手民鉄 (近鉄)


 「しまかぜ」の登場に式年遷宮、そして旧あおぞら塗装の復活など、ここのところにわかにアツい近鉄特急……。五位堂イベントをはじめアピール力のある話題は多忙な関東人間につきフォロー出来ていませんが、そういえばここしばらく近鉄特急に乗っていないことを思い出し、これはさすがに精神衛生上よろしくありません (笑)。そこで一昨日、日帰りで京都に出張したついでに、用務は夕方からであるのを良いことに、久しぶりに近鉄特急で青山峠を越え、途中下車や乗り継ぎするなどして、計3種の車両に乗った次第です (^O^)。肝心の青山峠越えで当たったのはACEでしたが、連続33‰勾配で時速100kmの悦楽はどんな車種でも強烈に訴えかけるものがありますし、次第に美しく染まり行く紅葉、そして冬空のもと思い切り低く流れる雲が実に異次元的で幻想的な伊賀盆地の風景などなど……近鉄とその沿線の奥深さを改めて感じつつ日頃の疲れを癒やしたのでありました♪



 そんな近鉄特急、これまでは発券システムの悪いクセで、予約した順にビッチリと座らせられ、一つの編成の中でも混み合っている車両があるかと思えば、平日日中につき到底予約が埋まらないために誰も乗っていない車両もあるなど、「一体何やねん・・・」と文句タラタラにならざるを得ないことも多々ありました (爆)。とくに、まず近寄りたくない大人数の団体のすぐそばに座らせられ、下車してみたら2~3両先は誰も乗っていなかった……という事態を目の当たりにした瞬間、怒りを通り越して全身脱力という事態も……(汗)。
 しっかーし!最近は主要駅で続々と新型発券機の普及が進み、何と座席表から選べるようになっているという……バンザーイ!!\(^O^)/ というわけで、平日の昼間の列車の場合、発車2時間ほど前であれば、まだ予約が入っておらずスッカスカな車内からお好きな位置を選び放題♪ ただ、発車間際に特急券を買う人々が多いためか、乗ってみると意外と席が埋まっており、極端な話……名古屋~伊勢特急は遷宮需要とビジネス需要が重なっているためか、発車直前では完全売切・満員御礼という事態も! う~む、集客力という点で恐ろしや……式年遷宮! まぁ近鉄としてはホクホクなのでしょうけど。
 何はともあれ、座席表から購入出来るようになったおかげで、従前のような編成の一部分だけギチギチ混み混みという事態は過去のものになったというのは喜ばしい限りです♪♪
 なお今回の画像は、去る7月の出張ついで鉄で京都線を訪れた際のものです (汗)。183/485系といい、24系客車といい、同世代の国鉄特急車両がいよいよ消滅へと向かいつつある今日、少なくとも側面窓が似たような雰囲気の近鉄昭和世代特急車の魅力はますます何物にも代え難いものになって行くように思われますが、今後も引き続きのんびり・まったりと、更新改造を受けたこれらの車両たちの末永い活躍を楽しんで行きたいものです♪ まぁどうせJRオンリー党に近鉄特急の奥深い味わいはほとんど知られることも理解されることもないでしょうし (笑)。