地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

西武3扉車めぐり2013 (1) 白101系

2013-11-22 00:00:00 | 都市民鉄 (首都圏)


 首都圏の各路線で続く猛烈な「走るんです」及びAトレの攻勢を目の当たりにしていますと、その大嵐からは些か遠い雰囲気の路線に乗る度にホッと一息つく思いがします。しかし、埼京線と言い東武野田線といい、ひとたび変わり始めるとその勢いは相当なものがありますね……(そういえば東武野田線は御無沙汰なのでそのうち是非……汗)。
 そんな中、たまに秩父に行くついでに西武に乗りますと、まぁ確かに6000系以後のステンレス・アルミ車がそれなりにあり、笑電増備のあおりで新101系の池袋・新宿線運用が無くなったとはいえ、鋼製車の密度はそれなりに濃く、最近乗る度に癒しを覚えるところです。まぁそれは裏を返せば、かつての大ボス一家を中心としたワンマン経営の弊害からハゲタカファンドへと続く混乱の結果でもあるのかも知れませんが……。
 しかしここに来て、笑電のさらなる増備で3000系の廃車が加速し始めているとは、少々信じがたい思いです。2000系田の字窓よりも新しく、性能面で絶対的に安定している……という印象なのですが、やはり3扉が嫌われているのでしょうか? というわけで、そんな西武3扉車の最近の表情をパチリと撮った記録を連載してみたく存じます。夏に撮ったものを今さらレタッチかよ……という感じですが (滝汗)。



 まずは……西武の新風物・白101系。とりあえず白い編成は、多摩川線に追いやられる際に車内が徹底的に更新され、一歩踏み込むと新車かと思うほどのピカピカぶりですし、御丁寧にもドア上にLED表示まで装備されましたので、まぁ当分安泰の長期政権となるのでしょうか。短距離の平坦線に、電気バカ食いで知られる101系→新101系を配置し続けることには少々問題がありそうな気もしますので(101系のパワフルさを以てすれば、1M3Tでも余裕で走れそうな気が ^^;)、中長期的には新2000系あたりが参入するのかも知れませんが……。
 それはさておき、多摩川線の白101は、周知の通り春夏秋冬ラッピングが施され、まぁそれはそれで良いとしても、まっさらバージョンもあれば面白かりなん……と思っておりました。それがまさか正夢になるとは! (笑) そこで、撮影の機会を伺っていたところ、去る8月に小学生の甥っ子が、夏休みの塾夏期講習がない日にどこかへ連れて行け(あたしゃ小学校を卒業するまで、中学受験とそのための塾なんてものがあるのを全く知らなかった貧乏人でございます……笑)と言うものですから、甥っ子を西武のグチャグチャに入り組んだ支線探険に連れて行くことにしまして、ついでに私自身も多摩湖線~山口線~狭山線初乗車を果たしつつ (恥)、多摩湖線の白まっさら101系を激写することにした次第です。
 ただ問題は……インドネシアでの激闘から帰国した翌日、まだ疲れが抜けきっていないまま、ジャカルタの暑さが屁のように思えるほど激烈な酷暑の中での撮影となったこと! (@o@) いや~、割と頻繁にやって来るとは言え、上からの直射日光も、アスファルトの照り返しも地獄ぢゃ……。そんな中、真っ白すぎる新101系のファインダー越しの姿は、脳天をさらにクラクラさせるに十分なほどまぶしかったですね~。まぁ、上手く撮れれば何も言うことはございません (笑)。しかしやはり、4000系と同じくレオカラーにならんかのぅ……と思います。最近のライオンズは往年のレオカラーから遠ざかっているようですので、それも儚い願望なのかも知れませんが (^^;)。