地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

広瀬川原・機関車の宴 (1) C58363出庫!

2007-05-20 09:49:51 | 地方民鉄 (秩父)


 昨日、今年で3年目になる秩父鉄道・広瀬川原車庫の公開イベントが行われました。中学1年の秋、小豆色とベージュの旧旧塗装を身にまとった100系 (秩父オリジナルの半鋼製車) や800系 (もと小田急1800形) が見たくて日帰り遠征をして以来、かれこれ秩父ファン歴××年の私としては、過去2回も是非訪れてみたかったのですが、仕事と重なってお流れ (-_-)。しかし今回は時間を確保できましたので、三度目の正直で気合いを入れて訪れてきました。
 とくに今回非常に強く意識したのは、何としてでも開始時刻よりも大幅に早く広瀬川原に到着しておかねば……ということです。秩父のイベントは基本的にファミリー向けの色彩が強く、せっかく秩父らしく貴重なEL群が展示されるとしても、あっという間に側面や背後が人で埋まってしまい絵にならなくなる……。そんな事態を回避し、人の海と化す会場から早々におさらばするには、やはり早起きこそ三文のトク。一番に入場して開始直後には撮影を終了できるよう (爆)、8時半頃に広瀬川原に到着しました。



 すると……やはり早起きは三文どころか千両箱のトクになることもあるようで、熊谷→広瀬川原の臨時列車を牽引するC58363が、庫内から何と、SL運転開始20周年記念HMと日章旗をフル装備した最高の晴れ姿で姿を現しました!! \(^o^)/ 
 C58はクラを出た位置でしばらく整備点検を行ったのち、9時20分頃からいよいよ12系と連結するための入換作業に! ふだんSLはほとんど撮らない私ですが、たまたまこういうシーンを眼にしてしまいますと、やはりその鼓動には圧倒されます (*^_^*)。でもそれ以上に、左に部品取り用の都営6000系廃車体が、右に青いデキ500が見えるあたりが、いかにも広瀬川原らしくて良い光景だなぁ……と思います (笑)。
 ちなみに、イベント本番ではもちろんC58363も12系と連結された状態で展示されましたが、目の前に立入を規制するコーンとバーが設置されたり、さらにはあっという間に周囲がものすごい人混みとなってしまいましたので、まあどう頑張ってもキレイな編成写真にはならないなぁ……と諦めました。そういう意味でも、約2時間前に広瀬川原に行っておいたのは正解でした!

秩父広瀬川原イベントのついで・白+青二題

2007-05-19 23:15:15 | ノンジャンル


秩父6000系、ようやく初撮影。椅子が伊豆急8000系ですね (笑)。
まさか、臨時の普通列車に使ったなんてことは……(直接は見てないです)。
ちなみに、多摩川線以外の西武での撮り鉄未経験記録は更新中 (^^;



終了後、いつもお世話になっている「ぱれっと」さんと合流!
滝のような豪雨の中、羽生〜春日部経由で大宮へ向かい一杯 (*^o^*)。
何と春日部で、検査上がりホヤホヤでピカピカの8104F登場!!

07年GW・奥の細鉄 (7) 金太郎街道

2007-05-18 13:06:44 | 貨物列車


 ところで、東北線で撮り鉄をするとなれば、もう一つの楽しみとして貨物列車を外すわけには行きません! 『貨物時刻表』を見れば一目瞭然、北海道・東北と首都圏のあいだは東海道・山陽線に次ぐ貨物大街道となっており、あらかじめ時刻を調べておけば、455系や717系が姿を現さずヒマを持て余しているあいだも結構有効活用できます。と言いますか、今回の長町・名取訪問にあたりましては、『貨物時刻表』付録の薄〜いパラフィン紙に印刷された貨物ダイヤを拡大コピーし、そこに455系や717系のスジを書き込んだものを携行しておりました (笑)。
 そこでホームの端で構えていますと、いや〜本当に、長大なコキ編成が次から次へとやって来ますので、退屈しませんね〜(*^o^*)。もちろん、連休の谷間ということで、多少のウヤや空コキ三昧 (↑の画像 -_-;) はありましたが……。



 そんな仙台近郊貨物撮り鉄で最も実感したのは「金太郎 (EH500)、増えたなぁ……」ということです。まあ、EH500の精悍で重厚な雰囲気は結構好きなのですが (→甥っ子にもプラレールを買ってやって悦に入っています ^_^)、さすがにEH500ばかりが次から次へとやって来ますと、ED75はどこへ行ったのだろうか……という思いにとらわれます。もっとも、DJ誌の最新号によりますと、昨17日にEH500の最新増備車 (51号機) が北府中を出場して甲種回送されたとのことで、既に50両の大台を超えているとなれば、東北線が「金太郎街道」になってしまったのも当然というものでしょう (^^;)。う〜む、ED75の重連がもっと頻繁に走っていた頃に来ておくべきだったのかも知れません。
 それはそうと、EH500の塗装は1枚目の画像 (運転台の下が黒) がスタンダードだと思っていたのですが、いつの間にか2枚目の画像のようなバージョンへと移行しつつあるんですね……。今までよく観察していなかったもので……はい (^^;)。

07年GW・奥の細鉄 (6) 455系

2007-05-17 12:27:21 | 国鉄型車両


 仙台周辺で楽しんだ撮り鉄の最大の狙い目は……もちろん、今年10月の完全引退が迫っている455 (一部457) 系です! DJ誌5月号に掲載されていた仙台地区普通列車運用一覧によりますと、455系の運用は原ノ町〜仙台間にほぼ限られ、しかもこの区間の勢力は大まかに言って717系・「走るんです」と3分されているため、かなり粘って待たないと乗ることも撮ることも出来なくなってしまい、気軽に仙台まで足を延ばすことができなかった自分の忙しさを恨むのみ……。
 それでも、まだ辛うじて他の撮り鉄が少ない中でこうして撮影できるのも何かの縁。その機会を完璧に生かそうと思い、露出やピント合わせにも細心の注意を払ったのでした……。
 すると、やって来た編成の先頭は、455系を普通列車に転用するにあたり不足する先頭車を補うため、クモハ169-900番台を改造した超珍車・クハ455-400番台! クーラーがカクカクして古い雰囲気のAU-12Sなのがまたグッド! (^o^)



 長町で1枚目のシーンを激写したあとは、すかさず停車位置までダッシュして、名取までほんの僅かなひとときではありましたが、455系の乗り心地を楽しみました。昼下がりの6両編成は、あくまでのんびり・まったりとした雰囲気。静かでどっしりとした走行音が心地良く車内に響きわたります……。これまで東北で鈍行の旅を楽しんだ際、何度このテイストを味わったことでしょうか! 
 残念ながら、個人的には急行用として活躍していた時代に急行として乗った経験はなく、せいぜい上野駅で急行「まつしま」「ばんだい」「ときわ」etc..が停車しているのを眺めたことがある程度です。既に長距離の移動はL特急に移行し、車内はそれこそスカスカでしたが……1ボックスを占領しながらの急行の旅は、それはそれで贅沢極まりない、良き時代の旅だったのだろうなぁと思います。
 あ、そういえば思い出した。消滅前の東北線旧客に乗りに行った際、急行「なすの」の間合いで宇都宮発黒磯行で運用されていた455系にも乗っていました (「なすの」は165系だけでなく455系も使われていました)。グリーン開放の贅沢を味わいまくり……(*^_^*)。
 455系のズラリと並ぶ二段窓を見つめ、全く老いを感じさせない安定した走りを楽しむにつけ、そんな昔の思い出がふつふつと……。あともう1回くらい乗れれば良いなぁと思っています。

大物車の散歩道・07春 (3) 愛しのスイッチャー

2007-05-16 09:25:00 | 貨物列車 (臨海・専用線)


 小柄な車体のくせに超重量級のシキを何とか持ってくることができたスイッチャーは、受渡線で無事役目を終えてシキと切り離されますと、そのまま帰ってしまう……のではなく、JRF側からのお迎えが到着して無事シキが小山駅へ発車して行くのを見届けるまで、しばらく受渡線でのんびり日向ぼっこを決め込みます。その間、約30分ほどでしょうか。
 やがて、受渡線にたった1両ポツンと取り残されたスイッチャーは、小柄な車体に不釣り合いな豪快なホイッスルを鳴らしたのち、飄々とした雰囲気で工場へと戻って行きます。すでに私以外のほとんどのギャラリーはシキを追って小山駅方面へ向かってしまいましたが、私は新緑の中をのんびり走るスイッチャー単機も絵になるなぁ……と思いまして、再び後を追ってみることにしました。



 坂を下り、築堤を越え、ニュータウンをかすめたスイッチャーは、淡々と走って工場にゴールイン。すぐに検修庫の中に入ってエンジンを停め、一連のお役目が終了! ……とまああっけないものではありますが (^^;)、↑こんな感じで新緑の木立との組み合わせをレンズ越しに見ていますと、「あー、地味系鉄道趣味やってて良かった!!」という喜びが心の底から湧いてくるから不思議です (笑)。
 今度行くときには、趣向を変えて空車シキの工場送り込み回送も悪くないなぁ……と思っているのですが、受渡線→工場の追っかけは、工場→受渡線の追っかけよりも、撮影ポイントや踏切の兼ね合わせから言ってイマイチやりづらそうだなぁ……という気がしています。
 あとは、是非六日町から来たスイッチャーを!! この日は、高岳の工場に行ってみますと検修庫内で「六日町」も激しくアイドリングしているのが聴こえましたので、居合わせたギャラリーからは「もしや重連か?!」という期待が高まっていたのですが、結果は単機……。ただの保守を兼ねたアイドリングだったようです (-_-)。やっぱりシキ610の積載可能重量ギリギリの超大型変圧器を運ぶときでないと出番はないのでしょうか。
 何はともあれ、この日お会いしたあまのじゃくさんとロジ担さん、どうもお疲れさまでした!