地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

秩父鉄道復活旧塗装第1弾ヴェールを脱ぐ!

2009-05-17 11:02:00 | 地方民鉄 (秩父)


 今回の広瀬川原イベントで最も楽しみにしていたのは、7000系2本とウグイス1000系の競演のはず……だったのですが、その一方で気になっていたのは、先月末の時点で既にチラッと見えてしまった1000系小豆ベージュ旧塗装が果たしてお披露目されるかどうか……ということ。そこで、まず手前の検修庫を覗いてみたところ、一カ所だけシャッターが開いている奥に見えるのはスイッチャーとスム、そして5000系1本。その奥にはもう1本いるのかいないのか良く分からん……(^^;)。というわけで「これは多分、お披露目まではなるべく見せないでおこうという意図なのかも」と思い、部品取り用12系を横目に眺めながら余り期待せずにトラバーサ方面にブラブラ歩いて行ったところ……何と!奥の検修庫内には既に旧塗装を塗り終わった1202Fが鎮座しており、シャッターの脇には旧塗装復活の縁起と臨時急行運転に関する掲示まで置かれているではありませんか!! \(^O^)/



 というわけで、広瀬川原イベントにおける主役は急遽こちらに変更! (^^;)  検修庫のシャッターの位置と車端部のあいだにはほとんど距離がなく、これは正面だけ撮っておしまいか……と思いきや、こんなこともあろうかと思って用意しておいたEOS 5D MkⅡと24mm広角ズームの組み合わせが絶大なる威力を発揮することに! いや~、撮り鉄に復活してAPS-Cサイズデジ一眼を中心に使うようになって以来、フルサイズで24mmなんて滅多に撮ったことがなかったもので、「ここまで寄れて、これだけ画角に入ってしまうのか!」という新鮮な驚きがありました (笑)。高輝度・階調優先モードのおかげで、奥まで写し込むべく低速シャッターを切っても、無事屋外に面した正面がスッ飛ばずに済んでいますし……(^o^)。まさに備えあれば憂い無し、期待の旧塗装デヴューを前にして、素晴らしい記録をゲットすることが出来ました (^^)v
 そんな小豆ベージュ旧塗装、正面の塗り分けからして100系電車をイメージしているとのことで、感想はズバリ「最高!熱烈大歓迎!」モノです (*^^*)。いや~意外と似合っているではないですか! もっとも、この手の正面窓を持つ国鉄型切妻車体がツートン塗装を纏っているとなりますと、クハ75・77・85を思い出してしまうのは私だけでしょうか (^^;)。こうなったらもうこの際ですので、湘南色とスカ色も塗ってしまっては如何か……と (超爆)。
 冗談はさておき、昨日の時点では車番記入などのフィニッシュはまだなされておらず、どの位置に表記されるのか気になるところです。あと、正面の「秩父鉄道」提げサボや、側面の「C.T.K.レリーフが付くのかどうかも要注目でしょうか。
 なお、ピカピカな下回りからも明らかな通り、この塗装変更は検査を伴っており、次回検査期限は平成24年5月! 最近8500系の廃車ペースが落ちており、それに伴って秩父7000系への改造も長期化することが予想されますので、一番最後まで走る1000系はこの小豆ベージュになる可能性もありそうですね……。

秩父鉄道・第5回広瀬川原まつり開催!

2009-05-16 20:11:00 | 地方民鉄 (秩父)


 C58 363、車齢66年=「緑寿」を記念して当分のあいだ装着する緑プレートをお披露目。と申しますか……「緑寿」って由緒あるものではなく、最近百貨店業界が商売目的で勝手に作ったらしいのですが (汗)。横の保線用モーターカーから「ほ~れ、どくろべぇだべ~」という声が聞こえてきそうな気がするのは私だけでしょうか (^^;)。入場開始前だからこそ撮影出来た貴重なカットです。



 保存機・デキ101が貨車を従えている図は、昨年広瀬川原まつりに参加出来なかった分「マジ撮りたい!」と思っていたシーン。このために早くから門の前に並んでいたのですが……入場開始が1本目の臨時電車組よりも後になってしまい、血の気が引きました (滝汗)。辛うじて狙い通りに撮影出来たので一安心ですが、この後はお子様記念撮影会場となって人の海に (爆)。(ロープはレタッチで消去)



 ふだんは無架線地帯のテキトーな位置に留置されている東急8500系と都営6000系の部品取り車が揃い踏み。もし都営三田線と東急目蒲→目黒線の乗り入れ計画が20~30年早く実現しているとすれば、この組み合わせがジャンジャン行き交っていたのかも知れませんが、結局それが実現したのはジャカルタと秩父であるというのがミソ。しかしお互いオリジナルな姿なのはここ広瀬川原だけ (笑



 恒例のデキ並びシーン、ふだん武川に行けばゴロゴロしているので珍しくも何ともないや……と思いきや、HM購入者はその場の係員との交渉によりHMをデキに短時間だけ装着してもらえるサービスつき。で、未購入者もそのおこぼれに与ることが出来るという……(笑)。チラッと見たHMのお値段は12000円ちょい。こんな商売も出来れば、いろいろなHMが出現するのも道理でしょうね~(^^;

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 このたび、第5回目を数えて恒例 (?) となった秩父鉄道の「わくわく鉄道フェスタ」が開催されました。今回の個人的な目玉はもちろん東急8500系改め7000系であり、しかも1000系関西線ウグイスと並ぶということで気合いを入れて参加したのですが、いやはや、そこはさすが秩父鉄道。他にも濃過ぎる見どころが多数用意されており、都内での会議のために会場を後にするまでの約2時間、スーツ姿で (爆) ハッスルさせて頂きました (^^;)。このようなイベントを運営して下さった秩父鉄道関係者の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。m(_ _)m 
 それにしても人多過ぎ……ということでホコリ舞い過ぎ (-_-;)。広瀬川原まで来る途中には、熊○高校の徒歩遠足大集団 (女装しまくりで地元名物となっているらしく、それ目当ての見物客も。笑) ともぶつかってしまい、砂埃地獄……。新型インフルエンザ対策で持ち歩いているマスクがあって良かった……(汗)。


 疲れ果てた来場者がひろせ野鳥の森12時過ぎの電車に多数押しかけていましたので、混雑がマックスに達したのは午前11時前半? 所用の関係でその時間帯に撮りまくらなければならなかったため、マジで疲れました……(@_@)。

JR札沼線電化へ・キハ141系列はどうなる?

2009-05-15 10:53:00 | 国鉄型車両


 昨晩遅くに帰宅して、眠気を覚えながらもネット散歩をしていたところ……ついにこの時が来ることになったか!ということで眠気も吹っ飛び……。『北海道新聞』が伝えるところによりますと、JR札沼線のうち桑園~あいの里教育大間が数年後を目途に電化され、行く行くは末端の超ローカル区間を除いて電化のはこびとなったとのこと。その財源の一部としては、景気対策の柱としてドドーンと巨額が打ち出された国の補正予算から支出されるようで、私が関わっている商売でも今度の補正予算の波及効果のごく僅かなおこぼれに与るかどうか云々という話が出ておりますので、莫大な借金をしてでも大規模なインフラ投資を一気に推進して内需拡大を図ろうという政府の意図はとりあえず本気らしい……と感じます。
 まぁそれがホントに効果が出るのかどうかは一概には言えないでしょうが、とにもかくにも沿線の宅地開発とともに一部複線化・5or6連頻繁運転化が実施され、年々混雑の度合いを増している札沼線利用者の皆様にとって、この計画は間違いなく福音となるのでしょう(個人的には「学園都市線」という、後から取って付けた通称は未だに馴染めないんだよなぁ……と。片町線が「学研都市線」とされているのも然り。こんな、一体どこを走っているのかよく分からない路線名は東急の田都だけで十分であります。→所詮はヨソ者の戯れ言 ^^;;;)



 ともあれ、札沼線が電化されるとなると、気になるのは使用される車両。あくまで趣味的視点だけに基づいて個人的に激しく妄想しているのは、現存する711系の大集結→効率的に撮りまくり♪という展開ですが、それは間違いなくあり得ないので却下 (爆)。フツーに731系やその増備バージョンの集中投入でしょうか……。その結果、現在の主力であるキハ141系列がどのような運命をたどるかも大いに気になるところですが、DC化される前の51系客車として誕生したのが今からちょうど30年前。問答無用で全車廃車の道をたどってしまうのでしょう (T_T)。客車列車の激減期には、50系って全然新しいのに何故どんどんつぶしてしまうのか……と嘆いたものですが、それすらも既に10数年前の話となってしまい、極寒の北海道でいつの間にか約30年間走っていれば当然老朽化が進むのも道理。むしろ、DC化によって50系列客車の中でも格段に長寿を保ったことを喜ぶべきなのかも知れません……。
 というわけで、急行運用を失ってロングシートに改造されたキハ40 1300番台ともども、今のうちに記録に励みたいなぁと思っています。前回札幌を訪れたのは2年前の夏ですので、またそろそろ夏の北海道に行きたくなってきました……(笑)。
 あと、北海道型のN模型ラインナップを誇るマイクロエースには、キハ141系列の模型化を是非期待したいところであります (笑)。朝の6連を再現するセットなんて出ようものなら……もうすぐ出る711系と並べて垂涎ものです (^^;)。
 そういえば、キハ141系列は廃車となってもつぶされずに、多分川崎港に珍客としてやって来そうな気も……。と申しますのも、車齢30年・機関20年という程度であれば、日本製中古DC・バス天国の観を呈しているビルマ (ミャンマー) が黙って見過ごすはずはないからです。しかしビルマといえば、チャイナの威を借る軍政……。ただでさえ鉄道撮影には制約がきついだけでなく、一部のDCは外国人立入禁止の新首都ネーピードーにおける通勤輸送用となっているなんて……全く困ったことです。(時間があれば是非行きたいと画策してはいるのですが、やっぱ先にインドネシアやタイだよなぁ……と ^^;)。

東急恩田通信・旧入換車惜別展示 (?) 編

2009-05-14 00:19:00 | 事業用車両


 【他の記事に頂いたコメントへのレスはもう少しお待ち下さい m(_ _)m】
 ここしばらく、東急テクノシステムでの地方向け譲渡改造が一段落していたことに加え、GWの前後は出退勤ついでに恩田に寄るという行動パターンをとる機会もなかったことから、恩田ウォッチも少々ご無沙汰となっていたのですが、昨日は久しぶりに時間を確保し、退勤ついでの恩田見物を決め込んでみました。
 今回のお目当ては、テクノシステム内でゴソゴソと改造が行われていた9002Fのその後の状況を観察することに加え、既にネット各所で臨時の入場か廃車か諸説紛々な8091Fがどうなっているのかを確認することでしたが、こどもの国線の電車が恩田の構内にさしかかるや……そんな当初の目的は完全にどこへやら、感動と驚きの光景が目の前に広がっているではありませんか! 今年1月のアント導入以来完全に失職し、長らく無架線地帯の廃車候補車コーナーに放置されていたデワ3043・デキ3021・ED301が揃いも揃って、眺めやすい位置=改造待ち&改造中車両の待機コーナーに引き出されているという……(^O^)。



 そこでまずは線路と川のあいだの遊歩道に向かいまして、柵の外から超望遠撮影! (1枚目……35mmフルサイズ換算480mmで撮影後、大幅にトリミング) その後は構内を見下ろす公道からED301先頭で編成写真 (?) を撮影! 現役当時は2両連結で留置されていたことはあっても、結局3両連結状態は目にしたことがなかったことから、長きにわたって長津田工場の黒子役として地味に活躍を続けた3両の旧入換車が最後に (?) 魅せた3重連状態にすっかり魅了され、撮影後もしばし神々しい光景を眺め続けてしまったのでした……。まぁホントは、9002Fが長津田工場側に移された結果空っぽになったテクノシステムの屋内に、アントが別の車両を押し込まないかどうか待っていただけなのですが (笑)。
 それにしても……この3両はアントに職を奪われて既に御用済みである以上、廃車候補車コーナーからダイレクトに工場内に取り込まれて解体、あるいはトレーラーに移されて陸送のうえ解体……という運命をたどってもおかしくありません (-_-;)。しかし、そうならずに敢えてこれほど眺めやすい位置に並べられているあたり、個人的には長津田工場のファンに対するサービス精神を感じずにはいられないわけです……。そんなご厚情に対し、こんなブログの場ではありますが、心より謝意を表したく存じます。(実際には、単に8091Fの留置場所確保のために移動させたに過ぎず、ファンサービスは特に考えていないというのが真相? ^^;)。
 3両の今後は、果たして解体か保存か……引き続き気になりますね。


 クハ9102の正面下回りがだいぶキレイになっていますが、果たしてどのような改造をしたのでしょうか? そして、空っぽの表示器まわりは、今後果たして幕を戻すのか、それともLEDになるのか……。
 いっぽうの8091Fは、きょう入場した3009Fが速攻で工場内に取り込まれたのとは対照的に、無架線地帯に留置された状態ですので、恐らく通常の入場とは異なる目的で恩田入りしているのでしょう。そして、デハ8491・8292が抜かれ、8091+8192+8092の状態で留置中。わざわざ両端を先頭車にした3連を組んでいるということは……まさか伊豆急向けに電装化されたクハと同じく、先頭車のうちどちらかを電装して地方私鉄に持って行く可能性もゼロではない……?? 全車廃車にするのであれば、手の込んだ (?) 中間車抜き取りをしないと思われるわけで……。しかし8090系は超軽量車。そのクハともなれば、果たして電装化に対応出来るほど十分な強度の台枠を備えているのでしょうか?? 考えれば考えるほど頭の中が……(^^;)。取りあえず今後、もし実際にテクノシステムに取り込まれれば地方譲渡は間違いないでしょうが、現段階では以上の駄文はあくまで状況判断による妄想に過ぎませんので悪しからず (笑)。

秩父鉄道7002F・水色1001Fを横目に

2009-05-13 00:13:00 | 地方民鉄 (秩父)


 長電8500系の非貫通顔T6編成をアップした以上、東急8500系の元祖非貫通顔である秩父7002Fを友情出演させないわけには行きません (^^;)。既に恩田の東急テクノシステムで先頭車化改造を受けていた時点で相当ヘンテコな雰囲気を漂わせていたこの顔も、「なんちゃって貫通路」ステッカーを貼り付けたことによってヘンテコさの度合いを上げ、そのまま秩父デヴューと相成ったわけですが、果たして今頃秩父鉄道は、同じ非貫通ながらもステンレス製の「なんちゃって貫通路」装飾でバッチリ決めた長電T6編成の出現をどう捉えているのでしょうか……(^^;;)。もしも「ウチも次回以降は長電風で行こう!」と決断すれば、この顔は7002F限りとなり、むしろ例えば東急池多摩線の7715Fのようなレア度が高まることによって、7002Fは人気の車両となって行くことでしょう。あるいは「いや、ウチの7000系はこの顔で良いのだ!」という判断であるとすれば、このまま7002Fの非貫通顔が増え、秩父鉄道のイメージリーダーのひとつとなって行くことでしょう。
 要するに……どちらを取るにしても、この7002F顔は秩父鉄道を訪れるファンにとってのアイドルの座を不動のものとしたということで……(^^;;



 そんな7002Fを去る3日の秩父訪問でも勿論撮影しているのですが、路線が非常に長い秩父鉄道だけに、結局撮影出来たのは1回だけ (-_-;)。そのチャンスをどこで決めるか……ですが、7002Fが三峰口方面に来る直前 (?) に7001Fの芝桜臨が影森に到着することから、7001Fの入換をまず撮影したのち (先日アップ)、影森からそう遠くない武州中川に移動して、山麓の駅に馴染みつつある7002Fの表情を記録しようと思ったのでした。この判断には別の思惑も加わっておりまして……それは、7002Fの1本前で移動する際に偶然当たってしまった水色1001Fが三峰口から折り返して来たところも武州中川で撮ればますます美味しい、という皮算用でありました。通常、三峰口に到着した列車はすぐに折り返すことはなく、しばらく昼寝のうえ後発、あるいは2~3本後の列車として発車することから、7002Fと武州中川で交換する列車として1001Fがすぐにやって来ることはまずなかろう……と。
 し・かーし! 物事には例外もあることをすっかり忘れていた私は、いざ7002F到着の本番直前に泡を吹くことに……。何と、水色1001Fがもう折り返して来てしまった……。いっぽう、7002Fも熊谷方から迫っており、今さら速攻で踏切までダッシュするわけにも行かない……。というわけで、1001Fを単独で撮ることも7002Fと1001Fの並びを撮ることも出来ず、折角の7002F武州中川初撮影も決まりの悪いカットになってしまいましたとさ (爆)。遺憾の意が画面の端に映る1001Fの水色ボディに滲み出まくり……(鬱)。
 でもまぁ、これも過渡期の記録じゃ、と割り切るしかないでしょうね (笑)。
 というわけで今週末は広瀬川原祭り。天気は曇りの予報で、最高に期待出来そうですね♪ JR臨時系の皆様には黒船電車@南武支線に行って頂くとして……。