地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

さよなら山陰線京都口113系 (3) 湘南色白帯

2010-05-13 12:00:00 | 国鉄型車両


 これから1~2ヶ月間隔で恒例の京都出張に出かけ、そのあと急行「きたぐに」で某所に移動するのですが、京都といえば……去る3月のダイヤ改正を最後に山陰線京都口から姿を消した113系の画像の続きをアップしそびれていました (汗)。
 福知山のワンマン運転対応113・115系2連は、基本的には園部以北のローカル運用に充当されていますが、改正前は京都口の列車にも増結車として連結され、計6両で運転されていたものです。この運用形態は223系の2連ワンマン編成にも引き継がれ、ダイヤ改正前には221系4両+223系2両という少々レア気味 (?) な編成も古都の西側で異彩を放っていましたが (今もあるのでしょうか?)、要は「4両だと短く、8両だと長い」時間帯にお手頃な編成なのでしょう。この6連は日中もバラされずに運用されていましたので、とくに京都駅の頭端部から離れた増結車の部分は比較的空いており、日中は1ボックスを占拠して宇多野や嵐山の界隈をのんびりと眺めるという風流さを味わえたものです(*^^*)。



 そんな増結2連には、京都の4連と同じくこれまでカフェオレと湘南色の2種類がありましたが、湘南色にはワンマン車であることを示すチャームポイント (?) として細い白帯が巻かれており、ヨソ者な関東人としてはレアで引き締まった雰囲気に目を見張ったものです (笑)。しかも、霜取り用の前パンがあったりなかったり……。今回アップした編成は前パン無しバージョンであり、非ワンマン車との差違は少ないようにも思えますが、よく見るとワンマン化に伴い運転席直後の客用扉の位置が変更されていたり……何気にマニアックな改造ぶりが何とも言えない雰囲気を醸し出しているように思えます (*^O^*)。
 それにしても……この白帯湘南色2連も3月のダイヤ改正で多少の余剰が出たのかも知れませんが、残存車はやはり今後抹茶色になるのでしょうか。どんな雰囲気になるのか半分楽しみ、半分不安ですね……(^^;)。

小田急1000形のレアな光景を撮る@登戸

2010-05-12 12:00:00 | 大手民鉄 (小田急)


 小田急では去る4月末に今年度の設備投資計画を発表しましたが、その中でもとくに注目に値するのが各停10連化計画に伴うホームの延長と3000形中間車の新造でしょうか。既に複々線化が終了している駅のホームが10両対応であることからして、南新宿・参宮橋・代々木八幡も10連対応となれば、車両運用面での自由度も格段に上がることでしょうし(例えば、千代田線車両をダイヤ乱れ時に新宿に流す際、これまで不可だった各停にも充当するとか……)、まぁ予想の範囲内を超えない着実な計画だと思われますが、上記3駅のホームをさらに延ばすだけの余地は果たしてどれだけあるのか……と (汗)。
 いっぽう各停10連化にあたり、これまでの8連を一体どうするのか?という疑問が即座に湧くのですが、中間車を挿入する対象が6連であるということは……8連を新宿口の各停から撤退させて町田・相模大野以遠の急行や江ノ島線・多摩線各停に入れる方針を意味しているのであれば嬉しいですね~♪ その場合も江ノ島線でホームを延伸しなけれなばなりませんが、2000形に飢える江ノ島線民としては大歓迎です (←田舎者であることを暴露しまくり ^^;)。



 もっとも、10連化は一部の列車のみで、依然として8連の新宿口運用も残ったりして……。そうなれば上記の妄想も全て吹っ飛ぶわけで(笑)、まぁ一寸先は闇。全ては神、いや小田急の担当者のみぞ知るといったところでしょうか。
 そんな折も折、京王競馬場線で10-190Fを撮ってのほほんとした気分で登戸に戻り、駅構内の箱ソバをすすって (笑) ホームに上ったところ……ぬおぉぉっ!さほど待たずして1081Fの区間準急登場! しかも検査上がりホヤホヤで床下回りピカピカ! (*^O^*) 結局1000形で1編成しかない8両固定編成・1081Fは、各停(&区間準急も?)10連化の動きの中で、今後一体どのような動きをするのでしょうか……。今さら中間車2両を新造するとも思えず、まさか中間車2両を廃車として残りの6両を改番するとか……(すみません、あくまで妄想です)。
 いっぽう、1081Fと前後してやって来たのはワイドドア車・1751F! 1000形ワイドドア車(面倒なので勝手に「ドアでか」と呼んでおります ^^;)は当初4連と6連が用意され、オールワイドドア10連が最混雑アワーに投入されたり、4連が8連各停の新宿方に連結されたりしていたものですが、改造を経て全て6連化されてからは新宿方の先頭に立って町田以東を走る光景をめっきり目にしなくなりました(除・多摩線)。というわけで、新宿口でごくたまに走る6連各停にたまたま充当されていた1751Fを、これまたたまたま撮影出来たのは儲けモノでした(5200の6連が究極の儲けモノであることは言うまでもありませんが……)。

京急ダイヤ改正前・川崎での快特増結を撮る

2010-05-11 18:58:00 | 大手民鉄 (京急)


 京急のダイヤ改正を来る日曜に控え、風前の灯火な光景といえばもう一つ。空港線からD特急として六郷鉄橋を渡って来た4連が、京急川崎に入線する前に品川からの8連を待避するというシーンを忘れるわけには行きません。しかも、4連は停車中に種別表示を特急から快特に改めますので、8連と並ぶ瞬間はあたかも「快特が快特を抜く」という珍光景のようにも思えます……(笑)。



 これまで日中当たり前のように展開されていた光景も、来週からは余程のことがない限り見られなくなるということで、何事も記録が大事ですね。まず1枚目は、新旧2扉車対決!ということで2000形と2100形がうまく並んでくれました(*^^*)。2枚目は銀と600の組み合わせですが、あれれ?いつの間にか600の正面にも大きな飾り数字が……。たまに乗るだけですと気づくのが遅れますね (汗)。

京急ダイヤ改正前・空港線直通D特急を撮る

2010-05-10 12:00:00 | 大手民鉄 (京急)


 先週末の発表から来週日曜日の実施まであっという間という極めて異例な展開となっている京急のダイヤ改正、その背景にはいろいろな有象無象の経緯があるようですが、とりあえずここではそれに触れないことにしまして……純粋な趣味的観点からみますと、やはり登場する列車と消える列車それぞれにインパクトがあり、極めて話題性に富んでいると言えましょう。
 そんな中でも特に「ををっ」と注目に値するのが、横浜方面からのエアポート急行登場と引き替えの、快特増結4連による日中の羽田空港直通消滅でしょうか。まぁ個人的には、たまに羽田空港を使うとすれば早朝や夜間ばかりですので、どのみち日中の便利な直通列車は無縁ですが (苦笑)、羽田空港~川崎間ではD特急表示の4連で運行され、しかも実質的に特急らしくフッ飛ばすのはごく僅かな距離のみというショボいマニアックさは、時刻表を眺める際の楽しみのひとつでした (笑)。



 しかし、思い出してみると……そういえば全然撮ってない (汗)。そこで一昨日、横浜の某所での会食で真っ昼間からビールを散々飲んだ後、「まだ日が暮れるまでは時間があるなぁ……」ということで、朦朧とした頭で京急に向かったのでした (^^;)。これから最終日となる次の土曜日に向けて、恐らく日増しにホーム先端が混み合うことになるだろうと想像され、そうなる前にのんびりと撮っておこうと思案したためですが……さすが酔っ払い!考えが甘い! (^^;) 川崎といい六郷土手といい、撮りやすいホーム先端は先客複数が既に陣取っていました。そこで、下がった位置から超望遠で何とか撮影~。2000形といい新1000形といい、日中はこの界隈でしか見られない「特急」の赤い幕が目にしみるようです (笑)。
 ネット上をあれこれ彷徨っておりますと、あちこちの駅に掲示されつつある内容から、ダイヤ改正後はどうやら横浜方面エアポート急行が「D」を名乗るのが確実なようで……。そこで、「4連D特急」は割と短命なものに終わることになりますが、その記録を一応押さえておくことができ満足です (^^)。

鉄コレ秩父7000系をN化&色差しする

2010-05-09 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


(頂いたコメントへのレスはもうしばらくお待ち下さい m(_ _)m)
 折角のモールドの素晴らしさにもかかわらず、正面塗装がキターイ品質な鉄コレ秩父7000系・長電8500系ですが、先日の長電8500系に続き、秩父7000系についても初心者なりの修正を加えてみました。このまま何もしないでいるのは如何にもキタイスキーのバブル成金ぶり(=この国の本質)に屈服するようで、実に面白くないではありませんか……。東急8500系、そして秩父7000系への渾身の愛を、面相筆の繊細な筆先にビンビンに込め、男は黙ってLet's色差し!というわけです (爆)。たとえ未熟でヘタクソな筆遣いであろうとも……。
 というわけで、乱視で筆先に焦点が定まらないまま七転八倒の作業を続けることしばし、ようやく塗り上がってN化も終了~。左は色差し&N化済、右は未施工状態です。もちろん塗りムラは生じざるを得ませんが、とりあえず最低限の目標としての「ライン真っ直ぐくっきり♪シルバーのお目々ぱっちり♪」な状態に持って行くことが出来ました……(*^O^*)。



 今回秩父7000系をいじった際の方針としまして、長電8500系と同様に側面の車番・社紋には手を付けず(社紋としてGMの秩父ステッカーを流用しようかと当初思案したのですが、そういえば秩父ステッカーは透明で、そのまま貼ると下の印刷された社紋がスケて見えてしまう……ということで中止。適切な位置にくっきりと社紋が印刷されている個体を選びました)、最大の問題である正面腰回りに作業を集中しました。その過程で浮上した最大の問題は……あのビミョーなグリーンをどのように再現して色を差すのかということ。とりあえずGMストアに陳列された塗料をじーっと眺めてみたところ、クレオスの「ルマングリーン」(64番) をベースに、GM鉄道カラーの「緑15号」(25番) を組み合わせればだいたい近似的な色となるだろうか……と思いまして、実際に少しずつ調色して見比べたうえで塗ってみました。もちろん、アップで見ると調色しきれていないことが明らかですし、塗り具合自体もどう見てもショボい技術を晒しているに過ぎませんが、余程 (20~30cm程度まで) 目を近づけなければとくに違和感を感じない程度に自然な雰囲気を再現することが出来たと思っております (^^)。
 3両連結シーンを斜め上から俯瞰すると……う~んシブ過ぎる! (*^^*) 既に発売された300・800・1000系といい、何という秩父鉄コレの充実ぶり……!♪ 100・500・2000・5000系も出ないかなぁ……と。とくに5000系は熊本やジャカルタ (爆) も合わせて……。100系はいずれ運輸省規格型シリーズとして鉄コレ通常シリーズにラインナップされそうな気がしますので、最も出なさそうなのは500系でしょうか。いずれあまぎのキットを組んでみたいものですが、時間がいくらあっても足りなさそうですね (汗)。